【エピソード紹介】
選挙制度のような国の法律から、会社の決まり、家庭の約束ごとまで、私たちの生活を取り巻く「ルール」をテーマに語り合うPodcast番組「あしたのルール」。
第24回のテーマは「倫理的野心を持て」です。
今回は、オランダの歴史家ルトガー・ブレグマンの新著『倫理的野心を持て』(原題:Moral Ambition)を題材にしました。この本は「理想主義的かどうか」「野心的かどうか」の2軸で4象限をつくり、企業弁護士・コンサルタントなどを「野心的だが理想主義的ではない」側に置きます。
才能が浪費されているという問題意識は『テクノロジカル・リパブリック』のアレックス・カープとも重なりますが、向かう先は国家の地位ではなく、貧困や感染症、差別の解消です。
そして、ブレグマンはオンラインで声を上げて終わる活動を「高貴な負け犬」と呼び、立法にほとんど結びつかなかったBlack Lives Matterを例にリベラル側を批判します。では、本当に解決すべき課題はどうやって見極めるのか。18世紀イギリスの奴隷貿易廃止を題材に、その戦略と、功利主義的に計算した先に何が見えてくるのかを語り合いました。
【番組内で紹介したトピック】
・『倫理的野心を持て あなたの才能を浪費せず、変化を起こすための10章』ルトガー・ブレグマン著/野中香方子訳(文藝春秋) https://www.amazon.co.jp/dp/4163920919
・『テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来』アレクサンダー・C・カープ、ニコラス・W・ザミスカ著/村井章子訳(日経BP 日本経済新聞出版) https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/26/03/09/02515/
・イベント「スタートアップを取り巻く思想とこれからの思想」(7月30日 18:30〜20:30) https://blog.takaumada.com/entry/startup-thought-2026
【出演者プロフィール】
・吉川 徳明 経済産業省でIT政策や通商政策に携わった後、ヤフー、メルカリなどの民間企業の立場でルールメイキングや政策づくりに携わる。2025年6月に独立し、現在は、IT業界やスタートアップを中心に企業のルールメイキングやリスクマネジメントを支援。https://x.com/yoshikawanori
・小林 駿斗(Kobachan) 早稲田大学理工学術院 基幹理工学研究科 情報理工・情報通信専攻1年。大学でコンピューターサイエンスを学びながら、弁論部での活動や、マカイラ・メルカリ等でのインターンを通じて政治・政策の現場に携わる。https://x.com/kobayashihaya
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