バク然らいぶらり

バイバイ、コンサル神話 漠然#4


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「コンサル神話」から足を洗ったハマナカの心情が気になるどてらいだったが、いざ話を聞いてみると自分自身も神話を信じる気持ちがあって……?

「身体知の地層」、「イマジネーションの脳内再生」、「悟りは大抵遅れて開く」、「急がば回れ、たぶん近道」など、今回は知識や技術の習得に関する漠然が盛りだくさん!

上質な漠然を求めて取り留めのない話を展開する漠然マイスターの戯言は、毎週金曜20時公開。
今日も短編小説のような漠然トークをお楽しみください。

目次

  • 00:00 バイバイ、コンサル神話
  • 04:03 トンチキラジオで写経する
  • 07:26 身体知の地層
  • 10:40 イマジネーションの脳内再生
  • 15:10 悟りは大抵遅れて開く
  • 23:21 急がば回れ、たぶん近道
  • 26:21 神経回路が繋がる日

要約

  • 00:00 バイバイ、コンサル神話
    前回から続く「コンサル神話」の話。ハマナカは、経営コンサルの神話体系に一度どっぷり浸かりながらも、その空虚さに気づき、そこから退場した経験を語る。ただし、何かに染まること自体を否定しているわけではない。一度ちゃんと浸かりきるからこそ、そのお湯の質感や匂いがわかり、あとから俯瞰できる。
  • 04:03 トンチキラジオで写経する
    ハマナカの「染まる」話を聞くうちに、どてらいも自分がピストン西沢に染まっていた時期を思い出す。たこ焼き屋で働きながらラジオに投稿し、面白いトークやゲストへの質問術を写経するように吸収していたという。ラジオから学んだ感覚は、今の取材や文章構成にも生きている。
  • 07:26 身体知の地層
    話題は、言葉で理解する知識と、身体に染み込む知識の違いへ。インタビューの方法を言葉で学ぶだけでは足りない。問いの投げ方、相手の反応の受け方、会話のズレの直し方。そうした感覚は、実際の経験の中で身体に蓄積されていく。
  • 10:40 イマジネーションの脳内再生
    どてらいは、人の話を聞いているとき、相手の話している場面が漫画のコマのように頭の中に浮かぶという。ハマナカは、そのイメージしている感覚が会話の相手にも伝わると語る。インタビューでも、その脳内再生があるからこそ、相手のもわもわを引き出しやすくなる。
  • 15:10 悟りは大抵遅れて開く
    身体知の話は、仏教や禅、空手、折り紙へ広がっていく。言葉で教えを覚えるだけでは悟りではない。体を動かし、何度も反復し、時間が経ってから「あの時言われていたのはこれか」と腑に落ちる瞬間がある。理解はその場で完成するのではなく、数年遅れて開くことがある。
  • 23:21 急がば回れ、たぶん近道
    空手を中断していた時期にキックボクシングを習ったことで、どてらいは逆に空手の本質に気づく。ハマナカも、コンサル神話で得た分割と統合の考え方を折り紙に応用している。寄り道は遠回りに見えて、別の分野の身体知を持ち帰るための近道でもある。
  • 26:21 神経回路が繋がる日
    最後は、経験を積むことで神経回路がつながる感覚へ。何度も繰り返すうちに回路が太くなり、ある瞬間にカチッと通電する。限界を超え、壊れて、つなぎ直される。その破壊と再生のあとに、少し違う景色が見えるのかもしれない。

漠然なる気付き

  • 何かに染まることは、必ずしも悪いことではない。一度しっかり浸かるからこそ、その神話の温度や匂いや空虚さまでわかる。
  • どてらいにとってのピストン西沢は、ラジオの向こうの教祖であり、トークと質問術の師でもあった。
  • 質問は、答えを取りにいく行為というより、水面に石を投げて返ってきた波紋を見る行為に近い。
  • 身体知は、言葉で説明できる知識とは別のところに積もっていく。
  • どてらいは、人の話を漫画のコマやゲーム画面のように脳内再生しているらしい。
  • 悟りは、その場ですぐ開くとは限らない。理解は何年も遅れてやってくることがある。
  • 寄り道は、必ずしも無駄ではない。別の神話体系に一度入ることで、元の場所が見え直すことがある。
  • 神経回路がつながる瞬間は、きれいな成長というより、破壊と再生に近い。
  • 学びとは頭だけではなく、身体と時間と寄り道でできている。

本日の漠然マイスター

  • ハマナカ
    紙折り人。DJやプログラミングもする。折り紙デザインスタジオ Kamiori-Studioを運営している。漠然スタイルは「神降ろし」。0から1を作ることに没頭しているうち、その身に神を宿す術を習得しつつある。マイスターとしては研究家気質で、他人の漠然感の分析に余念がない。
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  • どてらい
    物書き。空手やたこ焼き職人もする。主に雑誌『散歩の達人』で執筆、トンチキ企画担当。最近、古畑任八郎という人格が発現した。漠然スタイルは「イタコ」。グッと集中すれば他の人格を憑依させられるし一時的な記憶の塗り替えも可能。自分を単なる容れ物と考えているイカれた男。
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