今回はお知らせ回。バク然らいぶらりが、千葉県流山市・江戸川台にあるシェア型本屋「えにしの本屋」で棚主になりました。棚の名前は「漠然書房」。流山にゆかりのないどてらいとハマナカが、流山にゆかりのあるものを1テーマずつ拾い、そこから本を選んでいく本棚です。記念すべき最初のテーマは「鷹」。流山おおたかの森の名前にもつながる大鷹、どてらいが『散歩の達人』流山号で追いかけ続けた大鷹、そして鷹狩り、飛翔識別、野鳥観察、よだか、ハードボイルド小説、猛禽類専門の獣医師、鳥類学まで。鷹を読むつもりが、気づけば鳥の見分け方、地域の自然保護、絶滅した旅行鳩、オーデュボンの祈りにまで話が広がっていく。本を棚に置くことは、本に第二の人生を歩ませることなのかもしれない。えにしの本屋で始まる、漠然書房の第一歩。今日もお聴き流しください。
【目次】- 00:00:00 漠然書房、棚主になる
- 00:02:30 最初のテーマは、鷹
- 00:05:29 鷹狩りと、飛んでいる鷹を見分ける本
- 00:12:10 よだか、野鳥、そして鷹の小説たち
- 00:21:33 鳥の生き様と、ホークウォッチングの実践
- 00:27:35 猛禽類を守る人たちと、大鷹の繁殖記録
- 00:34:18 鳥類学と旅行鳩、オーデュボンがつながる
- 00:39:10 本の第二の人生と、漠然読書会の野望
【要約】00:00:00 漠然書房、棚主になるどてらいとハマナカによるお知らせ回。バク然らいぶらりが、千葉県流山市・江戸川台の「えにしの本屋」で棚主になった。駅西口すぐのシェア型本屋だ。棚の名前は「漠然書房」。流山にゆかりのない2人が、流山にゆかりのあるものを1テーマずつ拾い、深掘りして選書していく。漠然を研究する番組が本棚を持つ。ちょっと面白いことになりそうだ。
00:02:30 最初のテーマは、鷹最初のテーマは「鷹」。流山市の「流山おおたかの森」という地名は、開発初期に大鷹が繁殖していたのではという背景に由来するらしい。どてらいは『散歩の達人』2026年7月号の流山特集で「大鷹は本当にいるのか」を担当。1ヶ月ほど望遠レンズを抱えて森に入り、空を見上げ続けた。記事は1ページ。しかし鷹への執念は、1ページには収まらない。
00:05:29 鷹狩りと、飛んでいる鷹を見分ける本ハマナカの『天皇の鷹狩』は、鷹狩りの歴史や技術、訓練方法が当事者視点で語られる本。鷹に頭巾をかぶせる方法や古い時代の空気感まで知れる。どてらいの『タカ・ハヤブサ類飛翔ハンドブック』は、飛ぶ猛禽のシルエットから種類を見分ける本。鷹を探す時、高すぎて影しか見えない問題にぶつかったどてらい向き。歴史から空の影を読む実践まで、いきなり幅が広い。
00:12:10 よだか、野鳥、そして鷹の小説たちハマナカの次は宮沢賢治『よだかの星』の絵本版。教科書でおなじみの物語が、絵本で子どもにも大人にも温かく届く。どてらいは『身近な場所で出会える野鳥の教科書』。身近な鳥を写真やイラスト、鳴き声のQRコードで楽しく知れる。さらにハマナカはダシール・ハメット『マルタの鷹』、どてらいは大阪剛『ノスリの巣』。ノスリは鷹の仲間で、こちらも私立探偵のハードボイルド。猛禽類とハードボイルドは相性がいいらしい。
00:21:33 鳥の生き様と、ホークウォッチングの実践ハマナカの『身近な鳥の生き様辞典』は、種類ごとの生態を、リアルでかわいいイラストとともに知れる本。どてらいは野鳥専門誌『BIRDER』のホークウォッチング特集。鷹の渡りをどう観察し、どこを見て、どう見分けるか。フローチャートや図解もあって実用的。空を見上げるための本が並び、漠然書房の鷹特集は、だんだんホークウォッチャー養成棚になりつつある。
00:27:35 猛禽類を守る人たちと、大鷹の繁殖記録話題は猛禽類の保護や治療へ。猛禽類専門の獣医師・斉藤慶輔の本では、傷ついた猛禽の捕獲、治療、リハビリ、野生復帰までが写真付きで紹介される。かっこいい鳥としてだけでなく、野生動物としての鷹とどう向き合うか。さらにどてらいは、愛知県で大鷹の繁殖を5年間記録した本に触れる。大鷹は、地域の自然、都市計画、市民団体の見守りと深く結びついている。流山の大鷹も、その背景の中にいる。
00:34:18 鳥類学と旅行鳩、オーデュボンがつながるハマナカの最後は、コクヨ発行の雑誌『WORKSIGHT』の鳥類学特集。野鳥という言葉の由来、鳥の象徴学、古代壁画の鳥。観察し、科学し、哲学する特集だ。中でも面白いのが、絶滅した旅行鳩の記事。どてらいが以前紹介した伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』にも、この旅行鳩が重要な存在として登場する。本と本が、思わぬところでつながる。
00:39:10 本の第二の人生と、漠然読書会の野望紹介した本は、このあと漠然書房の棚に並ぶ予定。えにしの言葉を借りれば、本に第二の人生を歩んでもらう場所だ。プラットギャラリーでは展示やイベントもでき、公開収録、カタルタ大会、漠然読書会、一日店長と、やりたいことは広がる。見分け方に寄るどてらい、歴史や構造を紐解くハマナカ。2人で選書すると、自分ひとりでは作れない棚になる。
【漠然なる気付き】- テーマを決めて選書すると、ひとりでは作れない本棚が生まれる。
- 本屋の棚は、本に「第二の人生」を与える場所になる。
- 「鷹」という一語から、鷹狩り、飛翔識別、野鳥観察、文学、ハードボイルド、獣医療、自然保護、鳥類学まで広がっていく。
- どてらいは見分け方や実践に寄り、ハマナカは歴史や構造へ寄る。同じ鷹でも手の伸ばし方が違う。
- 本と本は、旅行鳩や『オーデュボンの祈り』を通じて、思わぬところでつながる。
- 漠然書房は、流山にゆかりのない2人が、流山を本で読み直す棚である。
- 猛禽類とハードボイルドは、なぜか相性がいい。
- 「鷹がいるらしい」で終わらせず、空を見上げるための本が並ぶと、棚はホークウォッチャー養成棚になる。
【本日の漠然マイスター】ハマナカ紙折り人。DJやプログラミングもする。折り紙デザインスタジオ Kamiori-Studioを運営している。漠然スタイルは「神降ろし」。0から1を作ることに没頭しているうち、その身に神を宿す術を習得しつつある。マイスターとしては研究家気質で、他人の漠然感の分析に余念がない。
Instagram
どてらい物書き。空手やたこ焼き職人もする。主に雑誌『散歩の達人』で執筆、トンチキ企画担当。最近、古畑任八郎という人格が発現した。漠然スタイルは「イタコ」。グッと集中すれば他の人格を憑依させられるし、一時的な記憶の塗り替えも可能。自分を単なる容れ物と考えているイカれた男。
Instagram
【インフォメーション】漠然書房、はじめましたバク然らいぶらりの本棚「漠然書房」が、シェア型本屋「えにしの本屋」に登場。
店名:えにしの本屋
場所:千葉県流山市・江戸川台
最寄り:東武アーバンパークライン江戸川台駅 西口
最初の選書テーマ:鷹
もとむ! 投書(メール)職人!ぼんやり言葉にできない言葉を投書箱へ。漠然マイスターが番組内で言葉にします。
バク然投書箱
ホームページもみてねバク然らいぶらり
SNSはコチラlinktree