タイの首都バンコクで大気中の微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が危険なレベルに上昇していることから、セーター首相は12月13日、速やかに対策を強化する必要があるとの考えを示した。バンコクの全50区のうち、大気中に浮遊する小さな粒子のうち直径 2.5µm(1µm=1mm の千分の 1)以下の極小粒子であるPM2・5の濃度が 29区で35µm/m3を超えた。なかでも極めて高い濃度が観測されたのは、バンコクヤイ区が105.1µm/m3、トンブリ区が104.8µm/m3、ノンケム区が103.7µm/m3、クロンサン区が100.6µm/m3など。