「【宝塚記念】「逃げ馬不在」に泣いた昨シーズン ローシャムパーク、逆襲のシナリオが完成か」 2025年上半期の総決算となる宝塚記念(6月15日、阪神芝2200m)が迫ってきた。大阪杯を連覇し、ファン投票1位に選ばれたベラジオオペラ、有馬記念からのグランプリ連覇に挑むレガレイラをはじめとした中長距離路線の実力馬が顔をそろえ、豪華メンバーによる注目の一戦となりそうだ。今年も実績馬同士の激突が注目を集める一方で、条件ひとつで浮上の可能性を秘める馬も少なくない。実際、2000年以降の計25回では6番人気以下の馬が7勝、2着11回、3着10回と伏兵の激走も珍しくない。ここでは静かにその時を待つ1頭、ローシャムパークに焦点を当てたい。