美術館に行かなくても誰もが芸術に触れられることができるのが野外彫刻であり、北海道の風景にとって、なくてはならないもののひとつ、となっています。1869年に開拓が始まった北海道では、多くの市町村が1970年頃から順次開基百年を迎えることになり、その記念として彫刻設置が盛んに行われるようになりました。また、企業や団体の周年事業として彫刻の寄贈も相次ぎました。道内には3050点の彫刻があり、札幌彫刻美術館友の会では、現在「北海道デジタル彫刻美術館」の開設を目指しています。その第一歩として札幌市内で市民が自由に見られる約250点の彫刻を会のホームページで紹介し、世界中からアクセスできるようにしており、アメリカやウクライナからも検索されています。今回は札幌彫刻美術館友の会会長である橋本 信夫さんと、高橋 淑子さんにお話を伺いました。