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毎週木曜20時更新。本と舍(ほんとあらか)は、島根県・温泉津にある無人のシェア文庫です。このポッドキャスト「本と人にめぐりあうラジオ」では、本との出会いをめぐる小さな物語や、町に生きる人びとの声をそっと届けていきます。朗読、本棚紹介、石見神楽の担い手との対話、暮らしに根ざす器と出会う、やきもの祭りのご案内など、日々の営みと季節の風景もおすそわけ。耳からめぐる、懐かしい町と、物語の向こうに... more
FAQs about 本と人にめぐりあうラジオ:How many episodes does 本と人にめぐりあうラジオ have?The podcast currently has 44 episodes available.
April 02, 2026山と獣のあいだで——共に生きるという距離感近年、各地でツキノワグマの出没や被害が報告されています。大田市でも再び目撃情報を耳にするようになりました。今回は、須藤功『山と獣 焼畑と祭りにみる山村の民俗誌』を手がかりに、かつて山村で人と野生動物がどのような関係を築いてきたのかを考えます。焼畑や祭り、狩猟の営みの中で見えてくるのは、単なる「駆除」や「共存」といった言葉では捉えきれない、距離の取り方でした。被害に遭われた方々への敬意を忘れずに、現代の私たちが自然とどう向き合うのかを問い直します。...more10minPlay
March 26, 2026名を与えられるということ——「日本武尊」と神楽の時間石見神楽で舞われる演目「日本武尊」は、『古事記』『日本書紀』に描かれる神話をもとにしながら、今の時代に立ち上がる物語です。敵対していた相手から名を与えられるという構造、そして土地に残る神話の痕跡。今回はその背景をひもときながら、追原神楽社中15周年記念公演への出演告知もお届けします。神話がどのように地域に根付き、舞として継承されていくのか。早春の空気の中で、石見神楽の魅力を静かに語る回です。...more8minPlay
March 19, 2026家は誰のものか—寺山修司とサザエさん、そして「継がれるもの」寺山修司が『家出のすすめ』の中で描いた「サザエさんの性生活」は、単なる風刺ではなく、「家」と「個人」の関係を鋭く照らし出す試みでもあります。家族のなかに生きる個人、そして短命である人間が、それでも「家」をつなごうとする意志。その背後にはどのような思想が潜んでいるのでしょうか。温泉津に残る古い家々や、空き家となった後も手入れされ続ける建物の姿と重ねながら、「家」という存在の持続性と、個人の有限性について考えます。...more10minPlay
March 12, 2026自分を信じるという旅——『アルケミスト』と温泉津の大人たちあなたは何を信じていますか。宗教や思想ではなく、もっと静かな問いとして——自分を信じることはできるだろうか。今回は、アルケミスト(パウロ・コエーリョ)を手がかりに、利己と利他、そして「信じた道を進む強さ」について語ります。自分のために努めたことが、結果として誰かの助けになることもある。温泉津には、自分の道を信じて歩き続ける大人たちが多くいます。人と人のめぐり合わせの中で、自ら楽しく、楽しみながら生きている人たち。急に寒くなる日が混じる三月の空気の中で、自分を信じて歩くことの意味を考える回です。...more10minPlay
March 05, 2026山陰の陰翳——影がつくる町の美しさ山陰の魅力は、ただ明るいだけではないこと。むしろ、光と影が折り重なるところに、この土地らしさがあるのではないでしょうか。今回は、陰翳礼讃(谷崎潤一郎)を手がかりに、山陰の風景の中にある「陰翳の美」を語ります。温泉津の温泉街は谷間を縫うように続き、家と家の隙間から石切場がのぞきます。人の手で切り出された少しいびつな直線が、午後の光を受けて深い影をつくる。その影こそが、この土地の静かな魅力なのかもしれません。春なのか初夏なのか迷うような空気の中で、山陰の“陰り”の美しさを見つめます。...more9minPlay
February 26, 2026血の往来——『共喰い』と、逃れられない自分親の嫌な部分に、自分を見つけてしまう瞬間。遠ざけようとして、また似ていく。その往来は、まるで波のようです。今回は、共喰い(田中慎弥)を手がかりに、「血」というしがらみと、自分を見つめる時間について語ります。長く引きこもり生活を送り、今もPCを使わず手書き原稿で執筆する作家の個性にも触れながら、内省の意味を考える回。春か初夏かと迷うような空気の中で、自分の奥底を静かに見つめます。...more9minPlay
February 19, 2026風習を見る目をずらす——岡本太郎と地域の深層自分の人生史には存在しない文化や風習に出会ったとき、私たちはそれをどう受け取ればいいのか。今回は「民俗学的考察」から少し距離を取り、歴史や地形、そして土地に生きる人の怖れ・誇り・喪失の記憶に耳を澄ます視点を語ります。手がかりは岡本太郎のまなざし。写真集とあわせて読む『神秘日本』が、地域の輪郭を立体的に浮かび上がらせてくれます。雪がところどころに残る温泉津の冬景色とともに。...more13minPlay
February 12, 2026赤い腹の理由——白銀の舞と大蛇の正体白銀の舞に向けて、石見神楽「大蛇」の話を。どんな色の大蛇でも、腹は必ず赤い。その理由を古事記の八岐大蛇からたどります。神話と土地の記憶が交わる時間です。ぜひ聴いて、会場にも足を運んでみてください。...more9minPlay
February 05, 2026傍流に灯る芯——『忘れられた日本人』から今夜は「傍流に本質がある」という視点について。先日の温泉津100年会議で感じた“参加”の重みと、「異論を留保しない」場づくりの手応えを起点に、宮本常一『忘れられた日本人』を手がかりに語ります。松岡正剛『千夜千冊』#239の指摘—村は指導からではなく、名もなき人の手から生まれた—を参照しながら、主流を攻撃せず、周縁の実践をすくい上げる話へ。湯あがりの白い息が見える季節、あなたの「傍流」も思い出してください。フォローもぜひ。...more12minPlay
January 29, 2026欅の来歴——本と舍一階の主の話本と舍の一階に鎮座する欅(けやき)の銘木について、利用者さまから「正体を知りたい」と声をいただきました。今回は、その来歴と受け継ぎ方を私の言葉で語る回。その前後をつなぐ導入と締め、温泉津の空き家に眠る資材や本が新しい場に生まれ変わる話まで。季節は椿の実がはぜる頃。やわらかな時間でお届けします。気に入っていただけたらフォローを。...more11minPlay
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