変人の哲学、天才の歴史

変人の哲学、天才の歴史

By ありが・だいごHistory
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変人の哲学、天才の歴史 episodes

  • #2ー4 「分かった」つもりの私たちと「分からない」ソクラテス

    私たちはなぜ「分かった」つもりになるのか。なぜソクラテスは問い続けたのか。彼は何を知ろうとしていたのか。今回の「道すがら、哲学を想う」では、そこを考えていきます。


    デルフォイの神託で「ソクラテスより賢い者はいない」と告げられた彼は、その意味を確かめるため、知者と呼ばれる人々との対話を始めます。そこで見えてきたのは、多くの人が、勇気や正義、善といった言葉を使いながら、その意味を本当には説明できないということでした。


    では、言葉の意味を知らないまま生きることの何が問題なのでしょうか。無知であること自体が悪いのではありません。危ういのは、知らないのに知っていると思い込み、その確信のまま他人を裁いたり、行動したりすることです。無知を知ることは、行動をやめることではなく、一度立ち止まり、自分の判断を問い直す余白をつくることなのかもしれません。


    後半では、ウィッシュくんとともに「なぜ人は分かったつもりになるのか」を考えます。安心したいからなのか、前に進むためなのか、それとも時間が有限だからなのか。ソクラテスの問いを手がかりに、私たちが日常のなかで作り上げている「理解」の正体を探ります。

    29 min
  • #2ー3 問いの行く先、ソクラテスの生き方

    人はなぜ議論を始めたのか?古代アテネの社会の変化と、ソクラテスの哲学について今回は話します。


    民主政が広がったアテネでは、市民が政治に参加し、自分の意見を言葉で伝え、相手を説得することが求められるようになりました。議論する力が、社会を生きるための重要な技術になったのです。


    そんな時代に現れたのがソクラテスでした。デルフォイの神託で「ソクラテスより賢い者はいない」と告げられた彼は、その言葉の意味を確かめるため、知者と呼ばれる人々との対話を始めます。


    そのなかで彼が気づいたのは、多くの人が「知らないのに、知っていると思っている」ということでした。ソクラテス自身も答えを持っていたわけではありません。だからこそ、問いを重ね、相手の言葉の曖昧さや矛盾を明らかにしていきます。


    また彼は、答えを教えるのではなく、対話によって相手の内側から考えを引き出す自らの方法を「産婆術」と呼びました。


    哲学とは・・・改めて考えてみましょう。

    22 min
  • #2ー2 原点にして頂点【アルケー】

    2500年前、人類は初めて「世界は何からできているのか」という問いを真剣に考え始めました。

    現代では、水素や酸素、原子や分子といった答えを知っています。しかし当時は、世界の仕組みを説明する科学はまだ存在しません。雷は神の怒り、地震は神の仕業。そんな神話が当たり前だった時代に、「本当にそうなのか?」と疑問を抱いた人々がいました。

    彼らは自然哲学者と呼ばれ、世界のあらゆるものの始まりや根源を「アルケー」と名付け、その正体を探し始めます。

    タレスは「水」、アナクシメネスは「空気」、ピタゴラスは「数」、ヘラクレイトスは「変化」、パルメニデスは「変化しない存在」──。彼らの答えはバラバラで、現代の科学から見れば間違っているものも少なくありません。

    それでも、彼らの価値は「正解を見つけたこと」ではありません。

    最も重要なのは、「世界には共通する原理があるはずだ」という発想を、人類で初めて持ったことです。神話ではなく、理性を使って世界を説明しようとした。この挑戦こそが、哲学だけでなく、後の科学へとつながる大きな一歩でした。

    26 min
  • #2ー1 新企画「道すがら、哲学を想う」~哲学の歴史~

    「哲学」と聞くと、難しい言葉や偉人の名前を思い浮かべる人も多いかもしれません。でも、哲学は決して特別な学問ではありません。「なぜ生きるのか」「正しさとは何か」「幸せとは何か」。私たちが一度は抱いたことのある疑問を、2500年以上にわたって考え続けてきた人類の思考の歴史です。

    第1回では、その2500年の哲学史を一気にたどります。自然の仕組みを探った自然哲学から、人間の生き方を問い続けたソクラテス、理性や科学が発展した近代、そして「正しさ」そのものを問い直す現代哲学まで。それぞれの時代で、人々は何に悩み、どんな問いを立ててきたのでしょうか。

    この番組は、哲学者の名前や思想を暗記するためのものではありません。哲学者たちが「どんな問いを立てたのか」、そしてその問いが現代を生きる私たちにどうつながるのかを、一緒に考える時間です。

    2500年前に始まった問いに終わりはありません。その長い思考の旅へ、一緒に出かけましょう。

    22 min
  • #1-4 織田信長_美濃攻略編【木下藤吉郎と竹中半兵衛】

    織田信長の美濃攻略――。そこに費やされた歳月は、実になんと7年。
    信長の前に立ちはだかったのは、斎藤家が誇る難攻不落の山城・稲葉山城。この時代の最高峰と言われた名城を、信長はいかにして突き崩したのか。
    歴史の針を動かしたのは、のちに時代を背負うこととなる「2人の天才」だった。1人目は、若き日の豊臣秀吉。地元の野生児たち、川並衆の蜂須賀小六らを巧みに巻き込み、不可能なはずの拠点「墨俣一夜城」を築き上げる。これが出世の猛烈な足がかりとなった。
    そしてもう1人、暗闇から現れた稀代の名参謀・竹中半兵衛。新加納の戦いで信長を翻弄し、わずか十数人で稲葉山城を乗っ取るという、前代未聞の離れ業を演じてみせた天才である。信長が提示した「美濃の半分を与える」という破格の誘いすら、この男は一蹴してみせる。

    秀吉の泥臭くも鮮烈な調略と、半兵衛の冷徹にして完璧な知略。この2人が織りなす美濃攻略の驚天動地なるドラマ、とくと見逃すな!

    37 min
  • #1-3 織田信長_美濃のマムシ編【斎藤道三・斎藤義龍】

    織田信長。この男が圧倒的な「強運」を掴み取れた背景には、戦国の梟雄(きょうゆう)・斎藤道三との邂逅がある。
    運命の正徳寺会見。若き信長の底知れぬ非凡さを見抜いた道三は、深く息を吐き、こう予言した。
    「我が子らは、あの者の門外に馬をつなぐ(軍門に降る)ことになるだろう」
    ──「美濃のマムシ」と恐れられた怪物が、のちの魔王の器量を認めた瞬間であった。
    では、斎藤道三とはいかなる男だったのか。
    一介の油売りから身を起こし、謀略と暗殺の果てに、親子二代で美濃の国を強奪した下剋上の権化。
    今回は、このマムシの執念に満ちた生きざまと、その巨大な影に抗い、悲運の宿命をたどった息子・義龍の生涯を徹底的に紐解いていく。

    49 min
  • #1-2 織田信長_今川義元と桶狭間の戦い編

    1560年、数え27歳。のちに天下を揺るがす織田信長が、歴史の表舞台に強烈な足跡を残した「桶狭間の戦い」。本能寺の変で世を去るまでのわずか22年間という疾風怒涛の期間の、まさに記念すべきデビュー戦です!

    しかし、この一戦には未だ多くの謎包まれています。今回の放送では、桶狭間の戦いの真相に迫るとともに、敗者として語られがちな今川義元の真の姿を徹底解説!

    武田・北条と並ぶ東海の覇者でありながら「海道一の弓取り」と称された義元は、いかにして生まれ、なぜ敗れ去ったのか?敵を知ることで見えてくる、若き日の信長が胸に秘めていた「志」を深く紐解いていきます。

    1 hr 31 min
  • ep7 「志」とは何か?

    「志」とは、命の使い道。
    時代に抗い、歴史を創った異端児たちの思考を解剖する。私たちはなぜ、今を生きるために「志」を学ばねばならないのか。
    その答えは、歴史に名を残した先人たちの生き様にあります。彼らはみな、時代の常識に牙を剥いた「変人」であり、同時に強烈な純度の志を生きた者たちでした。彼らの凄烈なライフストーリーから、現代を生き抜くための究極の知恵を導き出します。そして、その志を現実のものとするための思想が「知行同一」です。
    知識をただの武器として抱え込むな。行動と融合して初めて、知恵は命を宿す。「知ること」と「行うこと」が一つになったとき、あなたの人生は真に豊かなものへと変貌を遂げます。一人の変人が、いかにして時代を変えたのか。

    ぜひ他人事ではなく、自分事としてお聞きいただけますと幸いです。



    1 hr 21 min
  • 【特別回】領域外の男:有賀天地

    「大学には何年いれるか?」

    みなさんはこの問いに対する答えをご存知だろうか?


    答えは、8年だ!

    前提として、そもそも考えたこともなければ、知らなくてもいいことである。

    当然自分も有賀という存在がいなければ、考えたこともないことだ。

    そう、彼はなんと9年大学にいる。

    有賀という存在そのものが、完全に常識の範囲外にあり、サムネイルにあるAIの回答が誤っていることを意味する。

    そんなAIをも超える領域外の男、有賀天地が一般人では到底経験することもない、何とも特異的な話をするのが今回のラジオである。

    彼はどうして9年間も大学に通ったのか?

    そして大学卒業目前の今、何を思うのか?

    このラジオでしか経験できない世界へ誘う、まさしく必聴回である!

    56 min
  • ♯1-1 「傑物たちの道のり~織田信長 少年編~」

    織田信長と聞くと、「天下統一を目指した戦国武将」「冷酷な革命児」というイメージを思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、そんな信長にも、誰にも理解されず「大うつけ」と呼ばれていた少年時代がありました。


    今回の放送では、信長がなぜ「うつけ」と呼ばれたのか、その真相に迫ります。奇抜な服装や常識外れの行動は、本当にただの変わり者だったのでしょうか。それとも、戦国の常識を打ち破るための計算だったのでしょうか。周囲から笑われ、時には見放されながらも、自分の信念を貫いた少年・信長の姿をたどります。


    さらに、父・織田信秀との関係、弟・信行との確執、そして信長の人生を大きく変える出会いなど、後の天下人を形づくった出来事も紹介します。幼少期の経験が、なぜ「革新的な戦国武将・織田信長」を生み出したのかを、歴史的背景とともに分かりやすく解説します。近年の研究では、「大うつけ」と呼ばれた逸話の一部は後世に誇張された可能性も指摘されており、史実と伝説の違いにも触れながら、信長の実像に迫ります。


    教科書では語られない「人間・織田信長」の原点を知れば、桶狭間の戦いや天下統一への道の見え方もきっと変わるはずです。


    「なぜ、あの織田信長は生まれたのか。」


    その答えを、少年時代から一緒に探っていきましょう。

    30 min

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この番組は、哲学好きの有賀と歴史好きの太期が、変人・天才たちの生き様から現代の僕たちが学ぶべき「哲学」と「志」を紐解くラジオです。