マリア・リンチェンさんは、本名「鴨居真理さん」というれっきとした日本人。早稲田大学理工学部建築学科を出た1級建築士。1985年からダライ・ラマ14世がおられるインド北部のダラムサラに住んで建築家として活躍中。ダライ・ラマが来日した時の通訳も務めている。また24、23、20才の子供を育てた母親でもある。ダライ・ラマ14世はいわずと知れた元チベット元首。インドに亡命してから48年。1989年にはノーベル平和賞を受賞。
マリアさんがなぜチベットかというと、父が幼稚園に入る前に亡くなり、母親一人で育てられたので母親の面倒を見るつもりで居たら、大学2年の時に急に癌で亡くなってしまった。それで、母を養うために手に職をつけたのに、目的が無くなってしまった。そして、自分が何をしたら良いか分からなくなり、自分にとって未知の世界を見に行こうかと片道切符でインドに渡った。
そこで見たものは今までの世界と違った。カシミールで宗教(イスラム教)とも出会った。
ボランティアでチベット亡命政府の建物を手掛けた事が縁で、ダラムサラに住み始める。そこでチベット仏教を知る。
そして仏教で「今を幸せに生きるという事が、明日の幸せにつながって行く」という事を初めて学び、チベット仏教に帰依。
生活はダラムサラで、原始的な生活をエンジョイしている。家は2部屋の単なるハコの家で、電気はあったが水もトイレ台所も何も無い。暖炉が全て。トイレは家が山の中なので、水を汲んで山の上に上がればそれでOK。でも1992年にダラムサラに大雪が降って、2週間くらい雪が解けなくて家を出られなかった。それで困って家にトイレを作った。そして、同じ家に住み続けながら改良を重ねている。
子供の父親とは事情があって分かれたが、子供は英・米に出した。
インドは物価が日本とは大違い。月に2~3万円あれば一人で充分に生活できる。
教えの実践としては、最初にチベット仏教で習ったこと。つまり朝起きたときに自分の心の設定をする。例えば「今日は一日怒るまい」とかを設定する。そして寝る前に一日のことを振り返る。そして良い事をしたら白い玉が一つ。悪い事をしたら黒い玉を一つ。そして一日の玉の数が昨日よりも白い玉が増えるように、黒い玉が減るようにして行けば、自分の心をより良い方向に向けていけますよ。という教え・・・・。
引用元:https://emuzu-2.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_3f8d.html