2025年4月12日、大熊町産業交流施設『CREVAおおくま』にて初代タイガーマスク・佐山サトルが顧問を務める『大熊警備隊』の発足イベントが開催された。 『大熊警備隊』は東日本大震災からの復興が進む同町の安全確保と地域活性化を目指す『大熊エールプロジェクト』の中核を担う取り組みで、当日は100名を超える来場者が集まりプロジェクトの本格始動を祝った。 佐山サトルは「格闘技を通じて培った武士道の精神を持って、この地の安全と安心を守り、未来を担う若者たちに夢と希望を繋いでいく」と力強く宣言。 その後、初代タイガーマスク姿で再登場すると会場の熱気は最高潮に。修斗、ウィラサクレックムエタイジム、ざ BえるえーCKBELT JAPANなど団体の垣根を越えて協力する格闘技団体代表者やトップファイターからも、プロジェクトへの力強い支持が表明された。機能性とデザイン性を兼ね備えた、鈴木政宏氏デザイン監修の公式ユニフォームも披露され注目を集めた。 一般開放された第二部では参加型の交流イベントを実施。アーティストITOKIN氏と子どもたちが未来への希望をキャンバスに描くアートプロジェクトや、伊藤雅雪、京口紘人らプロ格闘家が直接指導するミット打ち体験には長い列ができ、子どもたちの力強い打撃音と歓声が会場に響き渡った。迫力満点のムエタイデモンストレーションも披露され、格闘技の魅力に触れながら地域住民が一体となる、笑顔あふれる時間となった。 最後に佐山サトルは「この地に立ち、皆さんの温かい眼差しに触れ、改めて身が引き締まる思いです。我々の活動が、福島の未来を照らす一条の光となるよう、武士道の精神を持って魂を込めて前進します」とコメント 来場した小学6年生の少年と保護者からは「夢にみたチャンピオンとのミット打ちができて最高でした!サインも宝物にします!」(マイグローブを手に満面の笑み)「格闘家の方々の熱意に感動しました。子どもたちが本当に楽しそうで、町に活気が戻ってきたようで嬉しい。今後の活動にも期待しています」という声が上がった。 今後『大熊警備隊』は、この発足を第一歩とし地域に根差した活動を継続的に展開。