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🌟お題「クーデター」で書いた
チビレンジャー
「よし、決行するのだ。」
「うん!」
5人はそれぞれ離れた場所からお互いを見て頷き合った。
「チビレンジャー出動!」
レッドが号令をかけた。
「や〜‼︎」
チビレンジャー5人は授業終わりの担任の先生に対して各方面から一斉に奇襲攻撃をかけたが
担任に、ちぎっては投げ、されてあえなく撃沈した。
「甘いわ‼︎」
担任はそう言い残して教室を出て行った。
「くっそぉ、ダメだったか」
「またやろうぜ!」
チビレンジャーの5人は秘密基地(教室のスミ)で話し合っていた。
ここは小学3年生のある教室である。
チビレンジャーには正義があった。
自分たちは忙しいので勉強をしている場合ではない。
担任を倒すべきだ!そうすれば自由学生手に入る。
チビレンジャー
レッド 杏(きょう)
ブルー ユウキ
イエロー ソウタ
グリーン トモヤ
ピンク ケント
特に少年サッカーをしていたケントは学校の宿題との両立がキツかった。
ある時担任に
「ボクはサッカーが忙しいので学校には来れません」
と言ったら
「学校の勉強と両立ができないのなら、そんなもの辞めちまいな」
と返された。
すごく腹が立ったので、帰宅後母にそのことを話したら
「何バカなこと言ってるの。勉強は大事なのよ。サッカーやりたいって言ったのあなたでしょ?お母さんちゃんと言ったわよね〜」
母からもお説教されただけだった。
担任は体格のいい女性だった。
チビレンジャーには怪獣に見えた。
いつも見下ろされていた。
チビレンジャーは5人がかりでも毎回勝てなかった。
通知表をもらう三者懇談で
チビレンジャーレッド・杏の母・カエデは
「お宅のお子さん、チビレンジャーだと言っては、毎回本気で私を倒すつもりでかかってきます(ため息)。何回も。そしてなぜか杏君にはコアなファンがいます。どうしてユウキ君は仲良しなんでしょうか?まぁ、せいぜい4年生になっても頑張ってください」
と言われた。次の学年ではクラス替えがある。
カエデは学校の懇談は、下の子、拓のクラスでめいっぱい褒められてから、杏のクラスに行くことにしていた。
そうしないと、心のバランスがとれなかった。
春なのか初夏なのかわからない日
カエデは家庭訪問で怪獣と気まずい再会をすることになる。
(3月9日投稿)
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