三月の声を聞くと、外の天気と関係なく春だなぁと思ってしまいます。用心深い北京の人たちは、まだ厚手のコート姿の人も多く、皆が春の装いになっている訳ではありませんが、それでも地下鉄内をみまわすと1ヶ月前よりは軽装の人が目立って来ました。そんな、姿を見て自分自身もそろそろ長いコートから、少し短めのコートに
しようかと思ったりします。長いコート、手袋、マフラー。少し前までは出掛ける時の必需品でした。よくみると汚れも目立ってきました。「一冬、ありがとう」と思わず、声をかけたくなります。冬と夏が長い北京。春服の期間は短いので、早めに着始めないと出番が少なくなってしまいます。今度の週末は、春の服を出してみましょう。そういえば、今度の日曜日は「啓蟄」。虫たちもいよいよ地面から這い出してくる頃です。
さて、今日は暦の上ではちょうど今頃の様子を詩にした、
賈至の「春思」を紹介します。