エドワード・ヤンの夏ですね🏝️
『海辺の一日』『恐怖分子』と貴重な上映の機会に、彼について語り合いました!
急速に発展していった台湾で生きる若者の歪みや複雑さを自身の眼差しで描いたヤンの傑作たち。
99年生まれ、社会人真っ只中、日本で生きる私たちが彼のメッセージをどう受け取るのか、前編では「生い立ち」から「ヤンの作家性」までを話しています👀
後半では、個別の作品について喋ります〜✨
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CINEMA HOUSE 1999
1999年生まれの私たちが、映画についてただただ喋る番組です。
テンションも話題も定まらず、あっちこっちに脱線しながら。
どこに行き着くわけでもない会話にこそ、面白さがあるのかも。
映画館の帰り道。冷めやらぬ興奮や、手に負えないモヤモヤした気持ちを持て余している時に聞いてみてください。
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参考文献・参考資料
※本エピソードは、以下の書籍、インタビュー、公的機関・映画機関の資料、批評記事などを参考に制作しています。
※番組内には、資料に基づく事実のほか、解釈・推測も含まれています。
書籍
John Anderson, Edward Yang, Contemporary Film Directors, University of Illinois Press, 2005.
エドワード・ヤンの生涯、各作品、映画観、台湾社会との関係を論じた研究書。番組内で引用しているヤン本人の発言の一部も本書を参照。
エドワード・ヤン本人のインタビュー・発言
Edward Yang, “Taiwan Stories,” New Left Review, No.11, 2001.
ヤン本人への長編インタビュー。上海から台湾への移住、戒厳令下での少年時代、アメリカ文化、工学・コンピューターの経歴、台湾への帰国、台湾ニューシネマ、政治、ナショナリズム、民主主義、映画制作についての考えなどを参照。番組内で紹介した「outward conformity and inner rage(外面的な順応と内面的な怒り)」という表現や、物語を語ることが人生の中心だったという発言などもこのインタビューによる。
Tony Rayns, “Lonesome Tonight: Tony Rayns and Edward Yang on A Brighter Summer Day,” Sight and Sound / BFI.
『牯嶺街少年殺人事件』についてのヤン本人へのインタビューを含む記事。人物を単純な善人/悪人として描かず、「善い人間が悪いことをする、あるいはその逆」に関心があるというヤンの人物観などを参照。
“‘Yi Yi’: Edward Yang Interview,” Hollywood.com, 2001.
『ヤンヤン 夏の想い出』についてのインタビュー。映画制作を「親しい友人に手紙を書くようなもの」と表現し、映画を率直で親密なものにしたいと語った発言を参照。
Edward Yang, Director’s Statement for A Confucian Confusion, La Biennale di Venezia.
『恋愛時代』について、現代アジアには経済的・政治的問題だけではなく「深刻な文化的問題」があり、「紀元前4世紀の思想を抱えたまま21世紀へ向かうこと」の矛盾を考えたというヤン本人の声明を参照。
Taiwan Film and Audiovisual Institute, “Edward Yang Retrospective.”
台湾国家映画及視聴文化中心によるヤン回顧展資料。妻・彭鎧立から寄託された脚本、ノート、手紙、絵、企画書など2000点以上のヤン・アーカイブをもとに制作。漫画への関心や、技術者としての安定した人生から飛び降りて映画へ進んだという1985年の本人発言などを参照。
Yale Film Archive / Yale University Library, “Film Notes: Yi Yi.”
ヤンの経歴と『ヤンヤン』に関する資料。「everyone in the world is equal(世界のすべての人間は平等だ)」というヤン本人の発言などを参照。
生い立ち・経歴について
Dennis Zhou, “Filming and Forgetting Taipei,” The New York Review of Books, 2024.
ヤンの両親が上海の国営銀行に勤務していたこと、1949年の台湾移住、外省人としての背景、手塚治虫、アメリカン・ロック、映画体験、工学、アメリカでの生活、30歳前後での転機、台湾への帰還などを参照。ヤン本人への過去のインタビューや台北市立美術館の回顧展資料などをもとにした論考。
Saul Austerlitz, “Yang, Edward,” Senses of Cinema, 2002.
台北での少年時代、電気工学、フロリダ大学、USC映画学校、シアトルでの技術者生活、ヴェルナー・ヘルツォーク『アギーレ/神の怒り』との出会い、映画への復帰などの経歴を参照。
David Hudson, “Desire/Expectations: The Films of Edward Yang,” The Criterion Collection, 2023.
ヤンの生涯と作品を横断した批評記事。台湾の都市化、家族、近代化、グローバル化と作品との関係について補助的に参照。
Taiwan Ministry of Culture, “Legacy XI: Edward Yang.”
台湾文化部による公式資料。ヤンの学歴・経歴、1980年代の台湾映画界、中央電影公司、台湾ニューシネマの成立などを参照。
『海辺の一日』とアメリカ生活
『海辺の一日 4Kレストア』日本公式資料。
ヤンが1969年から1981年まで約13年間アメリカで生活したこと、その経験が映画に登場する13年ぶりに台湾へ戻ったピアニスト・譚蔚青の設定にも反映されているという解説を参照。
Film at Lincoln Center, “That Day, on the Beach.”
『海辺の一日』における13年間離れていた二人の女性、海外から帰国する人物、台湾社会の変化についての作品解説を参照。
台湾の歴史・社会について
National Human Rights Museum, Taiwan, “White Terror Period.”
1947年の二・二八事件、1949年以降の戒厳令、国民党政権による政治的弾圧、白色テロなど、ヤンが少年時代を過ごした台湾の政治的背景を参照。
National Museum of Taiwan Literature, “American Literature in Taiwan.”
冷戦期台湾へのアメリカの経済・軍事・文化的影響、USIS、映画、文学、音楽などの流入について参照。
World Bankによる台湾経済発展に関する各種研究資料。
1950年代から70年代にかけての台湾の高度経済成長、輸出型工業化、製造業の発展、都市化、雇用構造の変化などを参照。
その他
Film at Lincoln Centerによるエドワード・ヤン回顧上映資料。
ヤンの経歴、作品史、『海辺の一日』『台北ストーリー』『恐怖分子』『牯嶺街少年殺人事件』『ヤンヤン 夏の想い出』などの作品背景について補助的に参照。