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第11回「犬みたいに生きること」ゲスト:石山蓮華さん(電線愛好家)


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前回に引き続きゲストは『犬もどき読書日記』(晶文社)の著者、石山蓮華さんです。「女子力」と「あざとい」の違い、他者のまなざしをどこまで自分に取り入れるかなど、本のテーマに通底する話題をお話します。その他、好きなメイクや装い、「自分の軸を犬にすることが今のところ向いている」、そして石山さんが最近発見したモノマネ「物憂げな猫から暴走族のバイク音にシフトしていく様子」も披露!!


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「私は犬みたいに生きることを発見した」

電線愛好家としても知られる石山蓮華、初のエッセイ集。

10歳から芸能活動を開始し、「若くて女性で明るく元気」とまなざされることが当たり前だったことに対する違和感、女性だからと当然のように求められる容姿と毛のケア、「りんごの皮むきができない」「鶴が折れない」などのできないこと、そして読書記録。手垢にまみれた「女性」「ちゃんとした人」としてまなざされる経験を通し、ついに「犬みたいに生きること」を発見する。

漠とした感情から徐々に輪郭を掴んでいく様子を時にひりひりと、時にあっけらかんとつづる、読書×ジェンダー×犬エッセイ!


【本書に登場する本(一部)】

『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦(角川文庫)

『浪費図鑑――悪友たちのないしょ話――』劇団雌猫(小学館)

『同級生』中村明日美子(茜新社)

『ドレス』藤野可織(河出文庫)

『春琴抄』谷崎潤一郎(角川文庫)

『こちらあみ子』今村夏子(ちくま文庫)

『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ著、斎藤真理子訳(筑摩書房)

『性食考』赤坂憲雄(岩波書店)

『可愛い女(ひと)・犬を連れた奥さん 他一編』チェーホフ著、神西清訳(岩波文庫)

『バレエ・メカニック』津原泰水(ハヤカワ文庫JA)

『野戦病院』谷崎由依(文学ムック「たべるのがおそい vol.6」より)(書肆侃侃房)

『悲しくてかっこいい人』イ・ラン著、呉永雅訳(リトル・モア)

『ものするひと(全3巻)』オカヤイヅミ(KADOKAWA)

『ぼくを探しに』シェル・シルヴァスタイン著、倉橋由美子訳(講談社)

『夫婦ってなんだ?』トミヤマユキコ(筑摩書房)

『お家賃ですけど』能町みね子(文春文庫)

『「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトへ』長島有里枝(大福書林)

『フラッシュ――或る伝記』ヴァージニア・ウルフ著、出淵敬子訳(白水Uブックス)

『犬身(上・下)』松浦理恵子(朝日文庫) など


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