ぼきょラジ

第16回 自閉症とボードゲーム(中編)


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◯今回(第16回)は前回の続きです。

前回(第15回)をまだお聴きでないかたは、ぜひ第15回をお聴きください。

自閉症とボードゲーム(1)


◯spotify

https://open.spotify.com/episode/6sLfX3zYuJO7blnbbcxyzD


◯Apple Podcast

https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1745454852?i=1000664284398


◯論文情報

GameChanger:ExploringtheRoleofBoardGamesintheLives

Gray Atherton, School of Psychology

Liam Cross, School of Psychology

Francesca Belshaw

Andrea Piovesan


◎2つめの調査研究

  • インタビュー調査
  • 対象:13人の自閉症かつボードゲーマーである被験者
  • 半構造化インタビュー

  • ◎2つのリサーチクエスチョン

    (1)ボードゲームという趣味が被験者の人生にあたえる影響

    (2)ボードゲームと自閉症の関連についての捉え方


    ◎見えてきた4つのテーマ

    ①達成感、チャレンジの機会を得られる

    • 明確なシステム(ルール)に基づくことによる安心感
    • 雑談の難しさ
    • ボードゲーム、ルールを介することによるコミュニケーションのとりやすさ
    • 「構造化」

    • ②パッション(情熱)

      • ゲームに没頭できることがよい
      • 現実の生活を忘れてプレイできる
      • 特定の情熱に基づいてプレイできる

      • ③ゲームがもつ社会的側面

        • ゲームが社会的交流の潤滑油(会話の土台)になることがよい
        • 自閉症の特性が重宝される
        • TRPG

        • ④Deception

          • 人狼などの正体隠匿系
          • 誤った真実(嘘)は苦手ではあるが、プレイを重ねることで楽しめるようになった

          • ◯論文へのリンク

            https://link.springer.com/article/10.1007/s10803-024-06408-0

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            ぼきょラジBy 日本ボードゲーム教育協会