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立夏の末候
立夏の末候は「竹笋生(たけのこしょうず)」で、
5月15日から20日頃にかけてたけのこが生えてくる時期です。
<光る君へ>第16回 華の影で気になる場面をピックアップして解説したいと思います。
1:斉信(ただのぶ)・ウイカ納言の「谷村新司と小川知子」オマージュ・カット
・藤原斉信(ただのぶ)様はおなごへの贈り物に慣れている
・⇒ウイカ納言の顔がピキピキ(これでふたりの関係を描いて)
・次週予告編で胸に手をいれるシーンで視聴者の期待と妄想はさらに膨らんでいく。
枕草子では、斉信と清少納言の恋愛関係が書かれています。
・斉信(ただのぶ)が「なぜ恋人になってくれないの?」と尋ねると、
・清少納言は「そんな関係になったらあなたを表立って褒められないじゃない」と弄ぶ
・次週、詳しく深堀りしたいと思います。
2:香炉峰の雪
あまりにも有名なこのシーン、
雪の朝、中宮定子が清少納言に「香炉峰の雪はどうであろうか」と尋ねたところ、清少納言は白居易の詩を思い出し、御簾を高く上げて雪を見せました。香炉峰は中国の江西省にある名山廬山の一峰。清少納言の才知や人柄を語る逸話として知られています。
古文の時間に勘違いされてしまう「香炉峰の雪」の話。
・香炉峰の雪とは、白楽天の漢詩。
左遷させられた白楽天が寝たまますだれを上げて香炉峰の雪を眺める。
これもいいねと、やせ我慢する詩の一節。
・定子は自分のサロンを教養あふれる知性と品格のある場所にしたかった。
・高校の古文ではなぜか、清少納言だけがわかった的な解釈になっていました。
・わかっていたけど寒いから火鉢に当たって動かない女房に対して
清少納言は立ち上がって御簾を上げて見せた定子へのリスペクト。
・あれこれ指示するんじゃなくて、「香炉峰の雪」というワードに託した定子、エモい。
・清少納言は、定子にインテリ遊びのできる相手として教育されてきた。
今回は、それが理解出来て自ら立ち上がってすだれを上げて雪を見せた。
・清少納言の「いつもこのようにまいるかはわかりませぬが」答え。清少納言は発展途上中。
・サロンの主は定子で、定子好みの世界を作り上げるのが女房のつとめなのです。
3:竜星 涼(りゅうせい・りょう)演じる藤原道隆の次男 藤原 隆家(ふじわらのたかいえ)
・藤原隆家(ふじわらのたかいえ)は「天下のさがな者」といわれていました。
・「さがな」は「性悪」「荒くれ」「手に負えない」といった意味。
「やんちゃ」だった様子を表しています。
実際、左遷させられた太宰府で起きた「刀伊の入寇(といのにゅうこう)」大海賊が攻めてきたとき、朝廷の返事を待たずに兵を集めて応戦し撃退しています。ひとのいうことをちゃんと聞かずに勝手なことをするという意味で言えばちむどんどんのにいにいですが、このときは、隆家の素早いアクションによって日本を護っています。
4:彰子は史上初の女院の称号を与えたれたと、ナレーション。「院」は太上天皇、「女院」とはそれに準ずる待遇を受けた女性のこと。そんな「女院」に後宮のあり方を説教する伊周。彰子は無言、場は凍りつく。親戚の集まりあるある。そんなふうに感じた古い家族のしがらみで生きてきたひとは感じたのでは?
5:一条天皇 唐の貞観政要(じょうがんせいよう)を引く。貞観政要(じょうがんせいよう)は中国史上最も安定した治世の政治をまとめた書物。
6:悲田院 悲田院は救護施設。聖徳太子が四天王寺に建てたのが始まりといわれています。そこでたねちゃんは、種のまま、芽をだすこともなく亡くなってしまいました。(大石式部は脇役には厳しいです)
7:汚れ仕事は俺の役目と道兼 決め台詞。大見得が決まったシーン。たぶん全国の女性が、キャーとときめいたことでしょう。
8:まひろと道長の再会。徹夜の看病。
「久しいのう」「生まれてきた意味は見つかったのか?」「逝くな、戻ってこい」
9:暗黒の雲の中から朝日が青を出す。まひろの回復のしるし。
眠りこける百舌彦と目を開いたままの乙丸。
10:倫子の笑み。殿の心に私ではない、明子さまでもない。もうひとりの誰かがいるわ。【2秒フリーズ】そしてほほえみ。この【2秒フリーズ】の間に、倫子の脳内にはまひろが映っていたのではと読みました。
企画・構成 表参道コピー塾
語り手 川島司 中川みちえ
◉mp3へ変換してアップロードすると、音圧が下がるようです。
ボリュームを上げてお聞きください。
→音源は…