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第312回配信【光る君へ】第18話岐路 「おもてサウンドコピー塾」


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大河ドラマ【光る君へ】の解説をしております。
今回は第18話「岐路」

1:タイトルの岐路:わかれ道。二また道。分岐点に位置すること。 岐路はもっぱら「人生・運命の分かれ道」を指し、その後の人生を左右するような立ち位置にある状況を意味することが多い。まひろの、道兼の、定子の、一条天皇の、伊周の道長の「岐路」を観ていきたいと思います。

2:まひろの岐路
・思い出の廃屋で道長と再会したまひろ「昔の己に会いに来たのね」「でもいま語る言葉は何も無い」
ここは、脚本の構成として「さわ」のシーンの天丼なんです。あわせかさねなんです。

さわのシーンとは
「父が肥前守に任命さましたのでお別れです」
「惟規(のぶのり)さま、昔はおしたいしておりましたが、良き思い出です」
「ひとの心は移ろうものなのよ」「ね〜」
このさわとのやり取りを引き受けて思い出の廃屋で道長との再会シーンなんです。

この廃屋で道長とまひろが逢瀬をかさねたときから、心が移ろうだけの時間経過があった。どのようにうつろったかといえば、まひろはずいぶんと成長した。世の中の仕組みやひとのつながり、地位ある人がしていいこと、だめなことの分別、そんな、おとなになったまひろを見せるのが今回の廃屋でのすれちがいでした。

そしてさきとまひろの岐路
「国司の任期は4年でしょ。もう会えないなんてことはないとおもいますけれど〜」
「また会えるじゃないですか」ではなく「もう会えないなんてこと」この言葉を選んだんだね。
日本は「言霊の幸わう国」。ことばの霊妙、とばの神秘的なはたらきにより、幸福の生ずる国。言い換えれば、不吉な言葉もまた神秘的なはたらきが生じるということ。



5:定子
「帝も兄上もわたしにとっては大切なお方」ここで中宮定子の本音がバレた。
帝と兄弟を同列に並べる時点で、あきませんな。人間、どれだけ取り繕っていてもどこかでポロっと漏れてしまいますね。
これから定子のふたごころな行動が道長の思惑に巻き込ままれていく。たぶん。
「一条天皇のことは純粋におしたい申し上げております」これは間違いない。しかし「中関白家」と同じように大事に思うということ。結婚した相手はミカドなんです。この国の最高支配者です。家を捨てて出ていくのだから〜じゃんくて、家を背負って嫁いできました。ですね。


6:一条天皇と母
●深夜の母の訪問に、髻(もとどり)を見せた状態、冠なしで登場。これは現代でいえば、パンツも履かずに母の前に立っているという姿です。そして母はそんなフルチン姿の息子に、涙ながらに道長を関白に!と訴えている。ここは吉田羊さんの鬼気迫る台詞回しと一条天皇の真顔でフルチン姿という、志村けんのコントのような場面でした。

企画・構成 表参道コピー塾
語り手 川島司 中川みちえ

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おもてサウンドコピー塾By 川島司と中川みちえの『ギリギリ小町Neo』