「活字が頭に入らない」第6回は、日本における翻訳の第一人者である柴田元幸さんの『ぼくは翻訳についてこう考えています』(アルク刊)をベテランライターであり、海外文学好きのやまだが紹介します!そのテーマは「翻訳とはコミュニケーションの壁を越えることである」。一見とっつきにくい翻訳の世界。しかし、その世界は奥深く、ただ単に外国語を直訳すればいいわけではない。では、「読みやすい翻訳」とは何か? 「伝わる翻訳」にするにはどうすればいいのか? そこにどんな壁があるのか?そして、その壁を越えたところにあるものは、私たちの普段のコミュニケーションにも通じることでした。