「雨想い」

分かってるよ、私のことが苦手だってことは

今日は特に歓迎されてないっていうのも

私のせいって悪く言ってるのも

全部全部　聞こえてる

この頃ころころ　変わりやすいなって

言われたってこっちだって事情があるのよ

あなたは何も分かってくれていないでしょう？

そうよ、雨が降るにはわけがある

街中のみんなが身を護るために

色とりどりの傘を持っている

「怪我をしてはいけないから」

「風邪をひいてはいけないから」

そうやってすぐ　私を

「ワルモノ」にしたいのね

デートが台無しだなんて決めつけないで

私のせいなんかにしないでよ

キラキラ眩しい二人に、

ちょっとイタズラしたけど

そんなことで壊れる仲じゃないでしょう？

ほら　愛・愛・相合傘で肩が触れ合ってる

私たちは仲が悪いわけじゃないの

一緒に時間は過ごせないけれど

涙を乾かすには晴れが必要で

心を潤すには雨が必要で

だからそんなに私を嫌いにならないで

分かってほしいの、全てにわけがあるって

あなたを傷つけたいわけじゃないって

顔を隠してうつむかないで

心をキレイに洗い流してあげる

私じゃないとダメなことがあるから

虹を見せてあげる