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蝶の骨
少女は 蝶の骨が見たいと言う
闇に齧られた月が 遠くピラミッドの真上に止まり
腐りきれず彷徨う この国の片隅で
少年は昔 全身にナイフが生えていた
世間という鎖に触れると 金色の産毛が針の様に逆立ち
鉄条網が破れた夢と現実の境界線で
インカ帝国の滅亡を見届けた彗星が
もし 蝶に骨があるなら
七色の鱗粉を脱ぎ捨てた 骨だけの蝶が
1976 年作詞作曲家としてデビュー以来、昭和・平成・令和の3 世代でジャンルを超えてヒットチューンを生み出し続ける森雪之丞が、自選詩集『感情の配線』の発売を記念して詩を朗読する番組。
森雪之丞 自選詩集『感情の配線』
ハッシュタグ:#感情の配線 #推詩
蝶の骨
少女は 蝶の骨が見たいと言う
闇に齧られた月が 遠くピラミッドの真上に止まり
腐りきれず彷徨う この国の片隅で
少年は昔 全身にナイフが生えていた
世間という鎖に触れると 金色の産毛が針の様に逆立ち
鉄条網が破れた夢と現実の境界線で
インカ帝国の滅亡を見届けた彗星が
もし 蝶に骨があるなら
七色の鱗粉を脱ぎ捨てた 骨だけの蝶が
1976 年作詞作曲家としてデビュー以来、昭和・平成・令和の3 世代でジャンルを超えてヒットチューンを生み出し続ける森雪之丞が、自選詩集『感情の配線』の発売を記念して詩を朗読する番組。
森雪之丞 自選詩集『感情の配線』
ハッシュタグ:#感情の配線 #推詩