桓武天皇が造った平安京にBRTレーンの用意があったのです?!誰もが日本史の教科書で見た、平安京の図の中の広すぎる道は実は庶民の勝手な行動の積み重ねでなくなっているのです。
京都の歴史というと寺社仏閣を思い浮かべますが、京都の街中にも庶民の生活の歴史の積み重ねが残されています。いつもの観光では訪れない、けれども知っていたらその場を見て、友達に話したくなる、京都の街中の歴史をお届けします。
【副読本note】
合わせて見るとよりわかる!地図や写真をこのnoteに載せています。
https://note.com/toshimito_radio/n/nc6f81e75a33d
髙橋昌明(2014),「京都の歴史」,岩波新書 https://amzn.to/3pqVXQ9
桓武天皇が平安京を作ってから、源平合戦の時代、鎌倉時代、室町時代、戦国時代、江戸時代という時代の変遷の中で京都・平安京が遂げてきた変化を知ることができます。
伊藤毅(2007),「日本史リブレット35 町屋と町並み」,山川出版社 https://amzn.to/3mxRE3F
近世までの日本の伝統的な都市の家屋の一形態である町屋について、時代による変遷と京都・大阪・江戸におけるそれぞれの様子を豊富な図版とともに解説する本です。都市史(領域史)と言えばこの伊藤毅先生!
河内将芳(2017),「シリーズ・実像に迫る012 戦国京都の大路小路」,戎光祥出版 https://amzn.to/3JsbS94
京都・平安京の変遷の中でも戦国時代に内部の通り(大路や小路)がどんな様子で、どんな変化を遂げたのかを解説。かなり細かい話ながら、多くの図や写真があることでわかりやすいです。
山田邦和(2015),「平安京の都市構造変遷」,都市史学会,『都市史研究 2』,pp46-57,山川出版社 https://amzn.to/3ejHa3D
京都・平安京に関する発掘調査の成果や文献史学の成果を使いながら、平安時代の前期・中期・後期の平安京の様子を復元した研究。
西川幸治(1972),「日本都市史研究」,日本放送出版会
平安京から江戸時代の城下町などまで、日本の都市の歴史を辿った古典的な名著。分厚いけど良本です!
京都市埋蔵文化財研究所(1994),「平成元年度 京都市埋蔵文化財調査概要」,https://www.kyoto-arc.or.jp/news/nenpo/h1-honbun.pdf
【楽曲提供】 OtoLogic(CC BY 4.0) , MusMus DOVA-SYNDROME