実験4号の漫荼羅漫談

ep24:作品を通じて得られるものと「純粋な鑑賞態度」関連


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前回の続きっぽいやつです。


○何かを得ようとしてマンガを読むという態度

・ワンピースを読むことで「仲間の大切さ」を学ぶことができるかもしれないが、「仲間の大切さ」を知るためにワンピースを読む人ってなんか変じゃね?(ていうか「仲間の大切さ」を知ろうとするってどういう状況??)

・「自分が鑑賞した作品は意義あるものだ」と言いたい気持ちが、「マンガから得られる何か」を重視する気持ちを生んでしまうのではないか、それは最終的に「自分は価値ある存在である」と言いたいということではないか

・漫画を読んで人間性が陶冶されていくことへの期待:実験「このPodcastだってそういうものの延長線上にあるわけです」

・「グラデーション」という考え方:便利だし妥当性が高いと思うけど、それでまとめるのも芸がないよね

・文学史についていろいろくっちゃべってますが、適当です、間違ってたら指摘してください

・「物語の本質」というものは抽出できるのか?:例え考証に誤りがあったとしても、”『アドルフに告ぐ』は戦争の悲惨さを描いた作品である”ということは言えそうではあるが…→構造主義的な考え方?(よくわかってません)

・ワンピースの「本質」とは?:いろんな描写の軸があるが、ルフィの成功物語と言っちゃうこともできる?

・作品を十全に楽しむということ:すべての描写の軸を拾っていくことだろうか?「バトルかっけー!!」でめちゃくちゃに感情をぶち上げることの価値は?

・GG「映画見てるとこのCGってどうやっているんだろう?みたいな好奇心が湧いていろいろ調べたりとかはありますね」→知識の話でもあるし、演出を楽しもうとするという話でもあるし…

・作中の政治描写を見て政治を考えるくらいだったら政治学の勉強したほうが良くない?

・実験「演出という要素は作品の根幹という気がしますね」→暴力的に演出が凄まじい作品、市川春子『宝石の国』(ちょうど無料公開中でした)

・ギャグ漫画はとても純粋な作品形式なのではないか→至高の虚無=純粋である『ボボボーボ・ボーボボ』

・作品を鑑賞するってどういうことなんだろう?????

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実験4号の漫荼羅漫談By 実験4号