心を磨く人間関係教室

ep440:【禅語シリーズ】隻手音声(せきしゅおんじょう)


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出典は、江戸時代の禅僧・白隠禅師が残した「白隠禅師の無関門」とされる。宋代(1200年頃)臨済宗の僧、無門慧開(むもんえかい)の著作「無門関(むもんかん)」をベースにしたもの。

両掌(りょうしょう)を打つと音声(おんじょう)あり、隻手(せきしゅ)に何の音声(おんじょう)かある。隻手(せきしゅ)の声を拈提(ねんてい)せよ。

(私的訳)両手を打つと音がするけれども、片手だと、どのような音がするか、分かりやすく簡潔に答えなさい。

片方の手では、打ち合わせることができません。どのような音がするか?と言えば、音はしない、ということになるでしょうか。

認識や表現の限界、絶対的な真実、あるいは人間存在そのものを表しているとも言われています。

真実とは、本当のこととは、一体何でしょうか?

言葉では表現できない、あらゆる体験、あらゆる心情。見えないもの、聞こえないもの、触れないもの、味わえないもの、触れられないもの。つまり五感以外の感覚の中に、真実は隠れているようです。

片手の、音なき音を聴こうとすることが、何らかの真実に近づくことなのかもしれません。

素晴らしい楽曲に心が癒されることもあります。親しい人の優しい声に励まされることもあります。風や波の音に、安心することもあれば、恐怖を抱くこともあります。

あなたは、あなた自身の魂の声に、耳を傾けているでしょうか?ときには静かな心で、音なき音と一体になる時間をもつことをお勧めします。


TOMOKO

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