想い出ガラス

エピソード22 『縁側で日向ぼっこ』


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『縁側で日向ぼっこ』 昔、ガラス戸のある縁側で、
曽祖母がよく日向ぼっこをしていたのを思い出します。
晩年の曽祖母は物を忘れる事が多くなり
そのうちに孫やひ孫の名前もほとんど忘れてしまいました。
ある時、曽祖母が縁側で日向ぼっこをしながら
ゆっくりとした調子で「パン...パン...」と手拍子をしているのを見ました。
それを見て祖母が「昔の歌でも思い出しとんさるんやろか」と言っていました。
今では、祖母も曽祖母もいませんが、その縁側を見ると懐かしく思い出します。
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想い出ガラスBy pieni