想い出ガラス

エピソード24 『ネーム刺繍の職人』


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『ネーム刺繍の職人』  昭和51年にリフォームした実家には たくさんの昭和型板ガラスが使われていました
ネーム刺繍の職人だった父が踏むミシンの音が響いていたのが
今でも耳に残っています
歩くだけでも振動でガラスが揺れたり、
怒って思いっきり戸を閉めると割れそうになって叱られたり
薄くて隙間があって冬は寒かったけど
そこには暖かい想い出がたくさんあります
すりガラス越しに見える働く父母の姿が今でも蘇ってきます
小さい頃は『夜空』のガラスに紙をあてて鉛筆でこすって柄を写したりして遊んだりとほっこりする懐かしい昭和の想い出が次々と蘇ります
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想い出ガラスBy pieni