『ときわ 金木犀の影』 ときわガラスの窓ですが
もう半世紀近くも前
祖父母の家の思い出の窓のガラスです。
当時、祖父母の家に同居していました。
その家の一番奥の廊下の両端に、はめ殺しの窓があり
そこには「ときわ」ガラスが使われていました。
どちらも外には庭の大きな金木犀の影が映っていて 常緑樹なので
いつも緑色・・・そして10月には束の間、金木犀の花の影も映り。。。
晴れの日、曇り空、雨降る日、雪積もる日
時刻によっても少しづつ映る影の色合いが変化する 静かなその廊下で過ごすのが好きでした。
廊下の床は、昔のきれいに磨かれた木の床で、窓の影が映る時刻もありました。
祖父母も、その家も庭も、既に在りませんが 記憶の中にはいつも在り続けています。
祖父母の家には、「モール」や、「きく」「もみじ」などなど
昭和のガラスの使われた小家具などもあり、とても好きでした。
大人になってから、古道具市で、「ときわ」ガラスの窓枠を見つけて購入し、飾っています。