アユタヤ(クルンシー)銀行の自動車ローン部門、クルンシー・オート社によれば、今年は電気自動車(EV)の販売が昨年の約7万6000台から10万台ほどに増加し、同社によるEV関連の自動車ローン供与も昨年の約350億バーツから357億バーツへとやや拡大することが期待されるという。これによって同社ではEV関連ローンの自動車ローン全体に占める割合が昨年の約49%から50%ほどに微増する見通しだ。ただ、クルンシー・オート・グループ首脳は、「昨年は多くの人がEVに関心を示しEVを購入したが、今年は販売拡大がやや減速するだろう」との見方も示す。また、同首脳によれば、EV販売が昨年に比べてやや減速すると予想されるものの、セカンドカーとしてEVを購入する人が多いほか、比較的購買力のある人がEVを購入しているため、EV関連ローンの不良債権比率が満足できるレベルで推移することも期待されるという。