タイ法務省のサハカン副事務次官と同省矯正局の局長代行が、「受刑者は刑務所以外の場所でも服役できる」とする新規則を全国の知事に通達したことを発表した。これについては、「警察病院のVIPルームに入院中のタクシン元首相のために打ち出された新規則」との見方が出ているが、矯正局は、「タクシン元首相を念頭に置いた規則ではない」と反論している。新規則では、矯正局もしくは同局の設置した委員会が設定した条件に合致する場合、受刑者は刑務所以外の場所で服役できるとされている。サハカン副事務次官は、「受刑者が刑務所外でリハビリや職業訓練を受けることができるようにした」と規則変更の理由を説明した。