政府機関の公共倉庫機構(PWO)がこのほど、国家汚職制圧委員会(NACC)に対し、2008年のキャッサバ価格保証プロジェクトに絡んで不正が行われ、これにPWOの元総裁代行が関与している可能性があるとして捜査を要請した。このプロジェクトではPWOが預かったキャッサバ約3万トンが紛失しており、被害総額が10億バーツを超えるとも指摘されている。クリアンサクPWO総裁によれば、紛失したキャッサバは政府と契約を結んだ複数の民間倉庫に保管されていたもので、紛失の事実は2020年にPWO、国内取引局、外国貿易局によって設置された特別委員会の調査で判明したとのことだ。