4月2ついたちに90歳で肺炎で亡くなった“過激な仕掛け人”しんま寿さんの通夜が、29日に実家である新宿区・感通寺にて営まれた。 しんまさんは日本プロレス時代の力道山さんから指導を受け、新日本プロレス入社後は『アントニオ猪木対モハメド・アリ』を実現させ、『初代タイガーマスク』を生み出し、アントニオ猪木さんのスポーツ平和党でも幹事長を務めた。 晩年は初代タイガーマスク・佐山サトルとともに『ストロングスタイルプロレス』を年に数回開催しており、自分の足で後楽園ホールのリングに上がりしっかりとしたマイクを行っていた。 通夜には初代タイガーマスク・佐山サトルや前田日明さん、永田裕志、ふじなみたつみなどが参列。そしてストロングスタイルプロレスコミッショナーの自民党・和田政宗参議院議員と、リアルジャパンプロレスコミッショナーであった国民民主党・榛葉賀津也参議院議員も参列した。 榛葉議員は涙を目に浮かべながら「リアルジャパンプロレスのコミッショナーをやらせていただいて、佐山サトル先生と出会い、しんま寿先生とプロレスの歴史、プロレスの流儀、生き様ですね、そういったものを教えていただいて。まさに今はない昭和のプロレス、猪木イズムをずっと継承して、過激な仕掛け人と言われましたが誰よりもプロレスを愛し、この国を愛して、プロレスを通じて日本の大切さを我々にも教えてくれた。かけがえのない方でしたが、猪木先生が旅立ち、そしてしんま先生がご逝去されて、大きな昭和のプロレスが一区切りついたのかなと思いました。よくしんまさんとは帝国ホテルの中華で汁そばを一緒に食べながら、これからの日本のプロレスや色んなことを語り合った。立憲の野田(佳彦)さんもそうだし、自民党の萩生田(光一)さんもそうだけど、国民民主党の榛葉賀津也も、国会の中のプロレスファンに誰にも負けない。ヤングライオンなんてほんとに面白い仕掛けだったし、その中に佐山サトルが颯爽と現れてね、スーパーストロングマシーンとか維新軍とか面白かったね。今の永田町もそれぐらい面白いことやりたいね。みんながドキドキワクワクハラハラするような、毎週金曜日の解禁が楽しみだって言われるように我々も頑張りたいと思います。大きなエポックメイキングが政治の中では必要。