バンコク都チャトゥチャク区のザバザール・ホテルの敷地内にある不気味な座像が不評を買っている。すぐ前を走る大通りのラチャダピセーク通りからも見える高さ4メートルあまりのこの座像は、背に翼を持ち、口から2本の牙をはやし、手足の指の爪が赤くぬれられた漆黒の鬼人の様相を呈していて、悪魔信仰を助長するなどの批判的な声が出ていた。このような理由から市民団体の仏教普及芸術家評議会(宗務局公認団体)がこのほど、ホテル側に対し、多くの人の目に触れる場所にこのような像があるのは好ましくないとして座像の移転を要求した。