「先生、最近オンライン診療や電子カルテの入力業務が増えて、患者さんとしっかり向き合えているか不安になる時があります…」 日々の診療でこんな悩みを感じたことはありませんか? 今回は、そんな若手医師の疑問に寄り添うべく、デジタルヘルスが急速に普及する現代において、家庭医療の根本原則がどのように挑戦を受け、また新たな可能性を秘めているのかを探る論文を取り上げます
本論文は、デジタルヘルス技術(電子カルテ、遠隔診療、AIツール等)が普及する現代において、家庭医療の基礎となるイアン・マクウィニーの9つの原則が直面する課題と可能性を論じています。デジタルツールは、医師と患者の間に物理的な障壁を生み、人間的な繋がりを阻害する可能性がある一方、患者の包括的な記録や予防医療の機会創出、リスク集団の特定を支援するなど、原則を強化する機会も提供しています。
著者は、技術の進歩がもたらす恩恵を享受しつつも、家庭医療の中核である人道的で全人的なケアを失わないために、マクウィニーの原則を再考し、議論を深めることの重要性を結論付けています。
Thompson K, Neves AL, Vigeh AV, van de Vijver S, Kinder K, Laranjo L, et al. Revisiting Ian McWhinney’s principles in the digital health age. Can Fam Physician. 2025 Sep;71(9):543-5.
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