最高裁判所は3月4日、国外逃亡中のインラック元首相(タクシン元首相の妹)が首相在任中、政府の大型インフラ開発プロジェクト(総工費2兆バーツ)をプロモートする予算2億4000万バーツのキャンペーン発注において不正があったとする罪を取り消すことを決めた。これによりインラック元首相のタイ帰国が現実にまた一歩近づいた。政治政府政策分析研究所のタナポン所長によれば、タクシン元首相の早期解放を実現するため、仮釈放と刑務所外での服役に関する新規則を矯正局が発表したこともインラック元首相の帰国にとって追い風になるという。