バク然らいぶらり

集合アカウント国家説 漠然#8


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#7で突如生えてきた「ワタシマルチアカウント理論」。

今回はその理論がさらにエスカレート! 「アカウントの集合体である個人は“国家”である」と熱く議論する!

実は性格が全く違うハマ・どてコンビ。
それでも同じ視線でモノつくりをできる理由は、まさに国単位での相性の良さがあった。

上質な漠然を求めて取り留めのない話を展開する漠然マイスターの二人。

毎週金曜20時公開。
今日も短編小説のような漠然トークをお楽しみください。

目次

  • 00:00 無意識ジブンスイッチャー
  • 05:16 メンタル強者の自己暗示
  • 09:56 マルチアカウントの分岐点
  • 14:12 自分の身代わりを探してる
  • 17:59 集合アカウント国家説
  • 23:50 海洋国家人格と、大陸国家人格
  • 30:32 心の中の箱庭は拡張できる

要約

  • 00:00 無意識ジブンスイッチャー
    #7で生まれた「ワタシマルチアカウント理論」を受けて、ハマナカとどてらいがそれぞれの中にある複数アカウントを掘り下げていく。ハマナカは、折り紙をしている自分、プログラミングをしている自分、どてらいと話している自分はそれぞれ違う感覚があると語る。環境や相手によって無意識に自分が切り替わる「ジブンスイッチャー」状態が見えてくる。
  • 05:16 メンタル強者の自己暗示
    どてらいは、格闘技のスパーリング中に起きるアカウント切り替えを語る。始まる前の穏やかな自分、戦闘開始と同時に出てくる強気な自分、攻撃を受けた時に勝手に立ち上がる弱気な自分。ハマナカは、トップアスリートのメンタル強者は、弱気に傾いたアカウントを意識的にポジティブなアカウントへ戻す力があるのではないかと考える。
  • 09:56 マルチアカウントの分岐点
    複数アカウントは、ただ分かれて存在しているだけではなく、時に割り込んでくる。ハマナカは、折り紙をしている時にプログラミング的な思考が割り込んだり、逆にプログラミングをしている時に折り紙的な発想が入ってきたりすると語る。そこから生まれたのが、折り紙の「コンポーネント」シリーズだった。
  • 14:12 自分の身代わりを探してる
    どてらいは、プライベートで楽しんでいるはずのチャーケストラを、ビジネスアカウントが横から分析していたことに気づく。個人アカウントで楽しみ、ビジネスアカウントで意味を理解する。その両方があるから体験は豊かになっていた。どれか一つだけを本物と決める必要はない。全部、自分なのだ。
  • 17:59 集合アカウント国家説
    複数のアカウントを持つ人間は、もはや一人の人格ではなく、アカウントの集合体なのではないか。そこから、個人とは「国家」であるという説が生まれる。自分の中に複数のアカウント、派閥、価値観、身代わりがあり、それらが集まってひとつの「どてらい国」や「ハマナカ国」を作っている。人と人が話しているように見えて、実は国と国が外交しているのだ。
  • 23:50 海洋国家人格と、大陸国家人格
    国家の性格は土地に縛られる。海に囲まれた海洋国家と、地続きで他国と接する大陸国家では、守り方も攻め方も違う。その話を個人に当てはめると、どてらいとハマナカはどちらも島国型、つまり海洋国家人格なのではないかという見立てに至る。二人が話しやすいのは、国としての地政学が近いからなのかもしれない。
  • 30:32 心の中の箱庭は拡張できる
    自分の中の箱庭は、固定された土地ではなく、移動したり、拡張したり、変化したりできる。どてらいは、自営業で生きる自分を、ぷかぷか浮かぶ流氷の島のように感じると語る。人は海洋国家から大陸国家になることもできるし、結婚や関係性によって国家併合が起きることもある。国家モデルはまだまだ拡張可能なのだった。

漠然なる気付き

  • 人は自分で意識していなくても、環境や相手によってアカウントを切り替えている。
  • メンタルの強さは、弱気にならないことではなく、弱気なアカウントに切り替わった時に戻せる力なのかもしれない。
  • 複数のアカウントは、分かれているだけではなく、割り込んでくる。割り込みは創造性の入口でもある。
  • 個人アカウントもビジネスアカウントも、どちらか一方だけが本当の自分ではない。全部、自分の身代わりである。
  • 人間はひとつの人格ではなく、複数アカウントの集合体として動いている。だとすれば、個人とは国家である。
  • 海洋国家人格と大陸国家人格という分類はかなり使える。人との距離感や会話の戦略に妙な納得感がある。
  • どてらいとハマナカは性格が違うようで、どちらも島国型の海洋国家人格らしい。
  • 国家人格のルーツには、家庭、土地、育ち、所属してきた環境が関係しているのかもしれない。
  • 自分の中の箱庭国家は固定ではない。移動できるし、拡張できるし、併合することもある。
  • 第8回は、マルチアカウント理論が「集合アカウント国家説」に進化した回。もはや内面地政学の開幕である。

本日の漠然マイスター

  • ハマナカ
    紙折り人。DJやプログラミングもする。折り紙デザインスタジオ Kamiori-Studioを運営している。漠然スタイルは「神降ろし」。0から1を作ることに没頭しているうち、その身に神を宿す術を習得しつつある。マイスターとしては研究家気質で、他人の漠然感の分析に余念がない。
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  • どてらい
    物書き。空手やたこ焼き職人もする。主に雑誌『散歩の達人』で執筆、トンチキ企画担当。最近、古畑任八郎という人格が発現した。漠然スタイルは「イタコ」。グッと集中すれば他の人格を憑依させられるし一時的な記憶の塗り替えも可能。自分を単なる容れ物と考えているイカれた男。
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