7日、東京みやこ・増上寺にてRIZINが公開記者会見を実施。7月27日にさいたまスーパーアリーナにて『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』を開催することを発表した。　会場となった増上寺は勝運にご利益のある黒本尊を祀る寺であり、選手たちは会見前に必勝を祈願。公開会見ということで開始時間のかなり前から観衆がギュウギュウに詰めかけており、会見が始まる直前に倒れて救護班に運ばれていく人がいるほどの熱気に包まれていた。　この日発表されたカードの1つは、クレベル・コイケvs朝倉未来の因縁の試合。　2021年6月に両者が対戦した際には、クレベルが三角絞めで絞め落として勝利。失神して痙攣する未来と、勝利したクレベルが悲壮感溢れる表情で未来を心配する光景は衝撃を呼んだ。　クレベルもRIZINの中心人物である未来に対抗意識があるのか、X（旧Twitter）では未だにこの試合についての投稿を固定ポストに設定。未来がBreakingDownのプロデュース方面に力を入れたり引退を表明したり復帰を表明したりすると不快感をあらわにしつつ批判コメントを出すなど“格闘家”としての未来の姿を強く期待していた。　そんな熱気の中で登場した未来は「またさいたまスーパーアリーナのスタジアムモードで超RIZINをやるということで、ここは俺が出るしかないかなということで。オファーの中で一番強いクレベルを指名させていただきました。4年越しに借りを返したいと思います」とコメント。　さらに「負けてからずっとやり返したいっていう気持ちと、リスペクトしてる気持ち、一緒に盛り上げてきたって気持ちもある中で、クレベルがたまに俺のことを『格闘家じゃない』とか言ってたんで、それがちょっとずっと引っかかってて。それをリングの上で体感してもらおうかなと思ってます」と挑発を仕掛ける。　これを受けたクレベルが「未来ね、格闘技で上がってる、レベル。強くなってる。彼が投げ、上手けど、自分を彼は絶対倒さないな。ストライクで頑張って」と煽り返すと、未来は即座に「どうかなぁ～？ヒジ入れちゃうよ、ヒジ！（笑）」とツッコミ。クレベルも笑顔で「どーぞ、だいじょぶです（笑）」と返し、フェイスオフでの記念撮影後には両者笑顔でこぶしを合わせるなど2人の絆を感じさせるやり取りが見られた。