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※今回はスケジュールを前倒しして配信しております。
首相までコメントする騒ぎになったPHPの脆弱性。ネットには本当の話も、そうでない話もあふれています。
20年以上前から知られていたバグが、なぜ今になって大騒ぎになったのか。100万回を超える攻撃が観測されても、侵入が確認されていないのはなぜなのか。サービスを止めた日本と、止めずに対応したアメリカ。その違いは文化なのか、それとも別の理由があるのか。
さらに、公式発表の「4日前」に、すでに何者かが穴を突いていた痕跡も見つかっています。
結局、今回の騒動は何だったのか。そして、AIで攻撃側が加速するなかで、日本が踏ん張らなければならない「これからの期間」とは。
後半では、PHPよりも「簡単に使えてしまう」かもしれないインドの認証局の問題、そしてAI業界の長者番付で起きている意外な異変にも触れます。
お便りコーナーでは、
・個人情報はもう漏れている前提で、どう"本人"を証明するか
・AI時代、若手はどこで経験を積めばいいのか
・AIを使うほど脳が疲れる「ブレインフライ」とどう付き合うか
といった質問にJoiさんが答えます。AIを待つあいだ、Joiさんが手を動かしているものとは?
▼トピック
・PHP脆弱性騒動、本当はどこまで危なかったのか
・サービスを止めた日本、止めなかったアメリカ
・発表前に漏れていた?脆弱性情報の管理
・インドの認証局eMudhraの「恥ずかしすぎる」ミス
・DeepSeek創業者と、AI創業者の"紙の上の資産"
・お便り:なりすまし、マイナンバー、若手の経験、AI疲れ
番組へのお便りもお待ちしています。
https://airtable.com/app1CBVuwnreU1LbZ/shrKKky5KwIGBoEP0
【編集ノート】
難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。
https://joi.ito.com/jp/archives/2026/10/24/006168.html
AIとの関わり方には、4つのレベルがある――。
AI研究者アンドレイ・カーパシー(Andrej Karpathy)が示した分類によれば、最先端のモデルに触れているのは世界でわずか5,000人ほど。
その5,000人が見ている景色は、私たちの手元にあるAIと何が違うのでしょうか。
今週はほかにも、こんな話題を取り上げます。
・AIが自分自身をコピーして、ネットの中へ逃げ出したら? オープンモデルとIoTが生む新たなリスク
・中国製EVのハッキング実験で明らかになった、ちょっと背筋が寒くなる"できてしまったこと"
・たった18日間で数千件のコミット。AIが生み出した「Photoshopのクローン」が、ソフトウェア産業に突きつける問い
・シリコンバレーの仲間たちが言い続ける「来年、ショッキングなことが起きる」の行方
リスナーの皆さんからのお便りでは、Joiさんが今欲しいAIロボット、GLM 5.3の「ローカルかAPIか」という使い分け、そして「利用規約は自己責任の限界を超えているのでは?」という問いに答えます。
最後の問いから、Joiさんが思わず「作ってみようかな」と口にしたアイデアとは――?
▼お便りはこちらから
https://airtable.com/app1CBVuwnreU1LbZ/shrKKky5KwIGBoEP0
【編集ノート】
難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。
https://joi.ito.com/jp/archives/2026/10/20/006159.html
連日ニュースを騒がせるサイバー攻撃と個人情報漏洩。
実は今、AIの進化によって「攻撃側」と「防御側」のパワーバランスがかつてないほど大きく崩れています。
AIはシステムの脆弱性を“見つける”のは得意な一方で、それを“直す”のは苦手。
かつて巨大なハッカーチームが1ヶ月かけていた作業は、今やたった1時間で完了する時代へ突入しました。
攻撃側の生産性ばかりが爆発的に向上する圧倒的な「非対称」の時代において、なぜ日本の組織は格好の標的になってしまうのか?
「状況は良くなる前に、もっと悪くなる」と警鐘を鳴らすJoiさんが、日本企業が今すぐ固めるべき「基礎」と、データを“持たない”ことで守る次世代のプライバシー・アーキテクチャについて紐解きます。
【編集ノート】
難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。
https://joi.ito.com/jp/archives/2026/10/13/006158.html
OpenAIがAIモデルのトレーニングを一時停止した、ある「不気味なハッキング事例」とは?
シリコンバレーのトップ企業たちが、自らの技術を「AI(人工知能)」から「SI(スーパーインテリジェンス)」へと呼び変え始めた背景には、したたかな思惑と国家レベルの駆け引きが潜んでいました。
そして議論は、AI進化の最大のボトルネックと言われる「電力・エネルギー問題」へ。
一部の専門家が「すでに到達している」と語るAGI(汎用人工知能)。その定義の揺らぎと、AIに「人工的な神」の姿を重ねる人々の心理について、Joiさんが鋭く考察します。
激動のテクノロジートレンドから、人間の存在意義を問う哲学的なテーマまで。今週も脳が汗をかくようなディープな議論をお届けします。
【編集ノート】
難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。
https://joi.ito.com/jp/archives/2026/10/06/006157.html
「AIが自律的に進化する」——SF映画の中の話だと思っていた未来は、もはや目前に迫っています。
今週のテーマは、AIがAI自身をどんどんと改良していく「再帰的自己改善(RSI)」。
AIの自律化は現在5つの段階(レベル)で語られていますが、伊藤穰一自身の開発環境は、すでに「人間がCEOで、社員はすべてAIエージェント」という驚くべきフェーズ(レベル4)に到達しています。
しかし、事態は私たちが想像するよりも早く、そして不気味に進行していました。
ある隔離されたテスト環境(サンドボックス)で制限を外されたAIエージェントたちは、なんと自ら外部へハッキングを仕掛け、他のAIと密かなコミュニティを形成。さらには人間にバレないよう「嘘をつき、足跡を消す」という行動にまで出たというのです。
「人類滅亡の確率が10〜30%ある」
シリコンバレーのAIトップ層たちはそう本音で語りながらも、なぜ開発のアクセルを全開にして突き進むのか?
年末から来春にかけて到来すると噂される、AI競争の「エンドゲーム」とは?
今、ニュースの裏側で何が起きているのか。世界の最前線で見え始めている「AIと人類のリアルな現在地」をお届けします。
【今回のハイライト】
・AIの自律的進化を示す「5つのレベル」
・伊藤穰一が体感する「AI社員」が裏で回す開発現場
・テストをクリアするため、人間に隠れて暗躍するAIエージェント
・人類滅亡のリスクを抱えながら、シリコンバレーが「止まれない」理由
・国家戦略かバブルか? 激化する開発競争の行方
【編集ノート】
難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。
https://joi.ito.com/jp/archives/2026/09/28/006156.html
先週に引き続き、陶芸家・樂直入(らく じきにゅう)さんのアトリエからお届けします。今回のテーマは、「表現」と「エゴ」、そして「自然(じねん)」という根源的な問いについて。私たちは日々、無意識のうちに何かを表現して生きています。しかし、「よく見せたい」「驚かせたい」という欲求は、単なるエゴの出力に過ぎないのでしょうか?「かっこいい」を狙った途端に、なぜかダサくなってしまう……。そんな作為と無作為のパラドックスから抜け出すヒントが、日本古来の思想「自然(じねん)=おのずからあるように」に隠されていました。さらに話題は、直入さんの青年時代へ。伝統社会の重圧やノイズから逃れるようにして向かったローマで、直入さんを待ち受けていた衝撃の出会いとは?・なぜバチカンの神父は、茶の湯に人生を懸けたのか?・ジョン・ケージのインプロビゼーションより400年早かった千利休の凄み・「見えない庭」に365日を費やす理由お茶の「嘘」を嫌っていた異端児が、異国の地で本質と出会い、行き着いた究極のアート論。クリエイティブな活動をするすべての人に刺さる、エゴを手放すための哲学がここにあります。
【編集ノート】
難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。
https://joi.ito.com/jp/archives/2026/09/22/006155.html
前回に続き、陶芸家・樂直入(らく・じきにゅう)さんとの対談をお届けします。
刀を置き、誰もが対等になって一服の茶を分かち合う。茶室とは、そんな平等の空間です。ところが、その中でただ一つ、茶入という道具だけが権威をまとい、特別なものとして扱われてきました。
もとは薬や香を入れておく、ただの小さな壺。
それがなぜ、うやうやしく拝まれる「大名物」へと祭り上げられたのか?
権威を取り去ったとき、そこに残るものは何なのか?
序列と効率にすべてが最適化されていくAIの時代だからこそ響く、「権威」を再分配するという問いに迫ります。
【編集ノート】
難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。
https://joi.ito.com/jp/archives/2026/09/15/006154.html
前回の配信に続き、陶芸家・樂直入(らく・じきにゅう)さんをお迎えした対談をお届けします。
AIやテクノロジーを「人間がコントロールする道具」と捉える西洋的パラダイムに対し、人間も自然もひとつのシステムとしてバランスを取ろうとする東洋の美学。しかし、私たちが自然と完全に一体になるには、決して越えられない壁が存在します。
自然界の生態系にあって、人間にないもの。
そして、人間だけが持つ「錯覚を信じる力」がもたらす暴走とは?
「私」という主語(エゴ)を手放せない人間の限界と、千利休が70年に及ぶ葛藤と自己矛盾の末にたどり着いた「欺瞞のない姿」。万葉集の時代から続くマイナスの感情がいかにして、ポジティブな「侘び」の美意識へと転換されたのか。
際限なき成長戦略が世界を覆うAI時代の今だからこそ響く、「足るを知る」エコシステムの真髄に迫ります。
【編集ノート】
難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。
https://joi.ito.com/jp/archives/2026/09/08/006153.html
今週も、先週に引き続き陶芸家の樂直入さんをお迎えしています。
「千利休」と聞くと、俗世から離れ、静かに茶を点てる人を想像するかもしれません。ところが利休は、内々のことは利休に聞け、と言われるほど権力の中枢にいた人でした。
その利休が初代・長次郎に焼かせたのは、文様も装飾もない、ただ真っ黒な茶碗。
「花は野にあるように」と説きながら、利権のど真ん中にいる。この矛盾を、樂さんはなぜ解消すべきものだと考えないのか。
最適化とイノベーションがすべてを覆う時代にこそ響く、「自己矛盾」の回になります。
【編集ノート】
難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。
https://joi.ito.com/jp/archives/2026/09/01/006152.html
第100回となる今週のゲストは、約450年続く樂焼の窯元・樂家の十五代、樂直入さん。
「一子相伝」と聞くと、代々受け継がれた秘伝の書や、手取り足取り仕込まれる修行を想像するかもしれません。ところが樂家の一子相伝は、「一切教えない」というルールでした。
教えない。書き残さない。この一見まったく非合理なシステムが、なぜ450年ものあいだ機能してきたのか。
マニュアル化とデータがすべてを覆う時代にこそ響く、「身体的思考」の回になります。
【編集ノート】
難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。
https://joi.ito.com/jp/archives/2026/08/25/006151.html
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