「決して買ってはいけない投資信託・関連投資サービス、5つの地雷商品」 「買ってはいけない「地雷商品」①:毎月分配型ファンド」。毎月分配型ファンドとは、その名のとおり、毎月分配金がもらえるタイプの投資信託です。「毎月分配金がもらえるなんて、たくさんもらえてお得」と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。。。●分配金の支払パターンは2種類。。。分配金の支払いパターンは、大きく分けて2つあります。ひとつは、分配金を運用益から支払うものです。分配金を運用益から支払っていれば、元本は減りません。ただ、だからといっていいというものでもありません。利息が利息を生む複利効果が生かせないからです。。。たとえば、運用利回り3%の投資信託を10万円分買い付けて、1年後に3000円をもらったとします。この3000円を受け取らずに再度投資へ回せば、翌年は10万3000円に対して3%の利益が得られます。。。毎月分配型では、この3000円を受け取ることになるので、複利効果を得られません。また、利益を分配金として受け取ると、その時点で20.315%の税金が取られてしまうので、その分を再投資に回せないのは非効率といえます。。。もうひとつの、分配金を運用益だけでなく、取り崩した元本と合わせて支払うものはさらにまずいことになります。元本が減ってしまうということは、投資信託が投資に回せるお金が減ってしまうため、複利効果がさらに少なくなってしまうのです。。。にもかかわらず、毎月分配型ファンドは人気です。毎月お小遣いのようにお金が受け取れるからと、目先の利益に飛びついているのが現状なのです。しかし、特にこれから資産形成をしたい若年層の方が、お金を増やすという観点で、毎月分配型ファンドを選ぶのは非効率です。投資で効率よく増やしたいならば、運用で得た利益も投資へ回す「複利」で増やすことが大切だからです。。。選ぶべきは「分配金が再投資される」タイプ、もしくは「無分配」タイプの投資信託です。投資の利益が非課税になる「つみたてNISA」で購入できる投資信託からも、毎月分配型ファンドは外されています。それが、資産形成には向かない何よりの証拠だといえます。。。