DDTプロレスの悪党集団ダムネーションT.Aの“カリスマ”佐々木大輔のプロデュース大会『CHARISMANIA Ⅱ』(6月18日、東京・新宿FACE)が開催され、佐々木はディック東郷との一騎打ちに臨むも敗退。師匠超えは惜しくもならなかったが、10月2日、後楽園ホールでデビュー20周年記念大会を行うことを発表した。 佐々木は東郷が主宰したプロレススクールすーぱー CREWに1期生として入校し、2005年10月22日にデビュー。翌2006年にはメキシコ修行に旅立ち、ルチャリブレを学び、帰国後の2008年よりDDTに参戦。2011年、2012年には新日本プロレスの『BEST おぶ ざ すーぱー じゅにあ』に2年連続出場。2016年4月にDDT最高峰のKO-D無差別級王座初戴冠を果たし、以後、同ベルトを通算3度腰に巻いた。ヒールではあるものの、卓越したレスリングテクニックを持ち合わせた実力者だ。 昨年11月6日、新宿での『CHARISMANIA』で佐々木は宮本裕向と組み、東郷、藤田ミノル組と対戦し、藤田から勝利。試合後、東郷にシングルマッチを要望するも「あと5年、体づくりさせてくれ。60になったらやろう。あと5年待ってくれ」と返された。あれから7ヵ月の時が経ち、『CHARISMANIA Ⅱ』の開催にあたって、佐々木は師匠に「土下座」(本人談)で頼み込んで東郷との一騎打ち実現にこぎ着けた。 佐々木と東郷のシングル戦は2017年4月14日、新宿での『ダムネーション不法集会』以来、8年ぶり2度目。この際は、佐々木が保持するDDT EXTREME王座を懸け「Ultimate Submission Match 30分間」で対戦し、3-3で引き分けている。 クリーンに握手で始まった師弟対決は濃密なレスリングの攻防。場外戦に転じ、リングに戻ると、佐々木は足にマトを絞っていく。東郷がクロス・フェースロックを狙えば、佐々木は同じ技で返す。東郷が再度クロス・フェースロックもエスケープ。東郷がペディグリーからトップロープに上がるも、佐々木がレフェリーを巻き込んで阻止。佐々木は場外めがけて雪崩式ブレーンバスター。カウンター席から飛び込んでダイビング・エルボードロップ。両者リングインすると、佐々木がミスティカ式クロス・フェースロック。脱出した東郷はラリアット連打。