今回は、日本と韓国でほぼ同時に公開されたドキュメンタリー映画『100万カットの記憶』をご紹介します。主人公は、水俣病の写真で知られる日本の報道写真家、桑原史成さん。1964年、韓日国交正常化よりも前に韓国を訪れて以来、60年以上にわたって韓国社会とそこに生きる人々を撮り続けてきました。映画には、1960年代のデモや、コンクリートで覆われる前の清渓川とそこで暮らす人々など、今となっては貴重な韓国現代史の記録が次々と登場します。番組では、コ・ヒヨン監督へのインタビューをもとに、韓国の監督がなぜ日本人写真家のドキュメンタリーを撮ることになったのか、そのきっかけをたどります。また、韓国出身の妻、桑原和子さんとの出会いや、写真家としての桑原さんを支えてきた家族の物語にも注目。日本では桑原さんが撮り続けた韓国が知られ、韓国では桑原さんを通して水俣病が知られる――。一人の写真家が残した100万カットの記録から、写真の力と韓日をつなぐ文化交流について語り合います。
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