ドイツを拠点にデンマーク、日本での作品発表や、イラクで開催された演劇フェスティバルへの参加など世界各国で幅広く活動中のパフォーマー・菅原圭輔と、2018年12月にくるみざわしん作「精神病院つばき荘」で旗揚げした劇団トレンブルシアター主宰の俳優・土屋良太の両名がコラボレーションし制作された舞台作品「空谷の跫音(くうこくのきょうおん)」が、東京・神楽坂セッションハウスにて、10月23日・24日の2日間に渡って公演される。また上記の2名に加え、ダンサー・髙瑞貴、ドイツ・ベルリンを拠点に活動する音楽家・坂本真が協働し、「コンテンポラリーダンス×演劇×音楽」というジャンルの垣根を超えた唯一無二のアート作品を鑑賞することができる。本作は2020年よりデンマークで創作が行われた「mellem to」プロジェクト / 「Lige så stille。」から新たに構想を得たスピンオフ作品。世界的なパンデミックにより文化活動が著しく制限された欧州で、菅原が新たに取り組んだ「視覚的楽譜」を用いた創作方法。それらを基に日本の滞在制作期間のあいだ、参加アーティスト達とリサーチを行いながら作品の創作を行う。