朗読と音楽の縁
【朗読シャッフルトリロジー企画】
ことにゃむこと【天川詞葉】氏と、かっきーこと「柿崎八凪」氏と、言語聴覚士「ことさと」氏による、朗読シャッフルトリロジー企画を展開!
構図は以下のようになる!
A-キーワード起こし
B-物語作る(千文字程度
C-読む
センシティブ系を避けたキーワードを3つずつ出し合い、違う人に台本を書いてもらい、はたまた違う人に読んでもらう、まさに3人以上いて成り立つ企画!
ことさとさんがキーワードを出し、かっきーが台本を作ったのを、私が朗読しましたので聞いてみてください。
#朗読シャッフルトリロジー
#朗読
#短編朗読劇
★オリジナル楽曲第22弾シングル
【One more Future】2/26配信開始!
★あっこちゃんと柿崎八凪氏の縁をテーマにした初のコンピレーションアルバム。
【笑う門には魔法あり】2/10〜配信中
https://linkcloud.mu/bbabb039
★2021年~2025年2月までに配信されたオリジナル・コラボ・カバー曲を含む48曲分の歌詞本も販売中!A6サイズとB5サイズ用意してます。
48曲分の歌詞本
アカペラマジシャン天川詞葉【詞の集まり】
販売中
B5 ¥1826
https://www.seichoku.com/item/DS2006783
A6 ¥1155
https://www.seichoku.com/item/DS2006804
A6&B5セット商品 ¥2552
https://www.seichoku.com/item/DS2006807
☆柿崎八凪のコント&バラエティ
https://stand.fm/channels/65b0ccfdd47b013105a6dc66
☆柿崎八凪氏の小説
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E6%9F%BF%E5%B4%8E%E5%85%AB%E5%87%AA&crid=2L4YN37MNK4A1&sprefix=%2Caps%2C445&ref=nb_sb_ss_recent_3_0_recent
☆ことさとちゃんねる〜ことばのしごと さとう〜
https://stand.fm/channels/632801b98fc92d08ba2eece6
▽台本
俺は、一人のサラリーマン。
今日もいつもの喫茶店で、コーヒーとシフォンケーキを頼んだ。
「はい。どうぞ」
喫茶店の若い女性マスターは、コーヒーを出して来た。
「シフォンケーキ、ちょっと待ってね。今焼くから」
「ゆっくりでいいよ。どうせ、外雨だし」
「急に降ってきたからねぇ」
そう言って、マスターはキッチンの方に戻っていった。
午後から急に大雨が降っており、傘を忘れた俺は帰りそびれていた。
天気予報では、午後は曇りだと言っていたため、完全に信じてしまった俺は心を曇らせていた。
しばらく外を見ていると、シフォンケーキを焼きながらマスターが
「犬の件、どうなったの?」
「奥さんがどうしてもトイプードルが良いって聞かないんだ。かなり値段が高いからね。中々飼えないんだけど」
「そうよね」
俺と奥さんの間には子供がいない。
だからこそ、犬を飼うことで二人の心がリラックスすればいいと思った俺は、妻に提案をしたのだ。
あまり犬のことで値段を気にしてはいけない。
そのことは知っているのだが、妻のリクエストがあるため、提案者の俺としては中々反論が出来ないのだ。
すると、マスターが
「あれ?」
「どうした」
「外見て。犬がいるわよ」
俺は外をよく見ると、雨の中にゴールデンレトリーバーの子犬がずぶ濡れになりながらも座ってこちらを見ている。
散歩中にはぐれたとは到底思えない。
これはまずいと思った俺は
「店の中に入れてもいいか?」
「え?・・・良いわよ」
「ありがとう」
そう言って外に出た俺は、ずぶ濡れ覚悟で犬の元に向かった。
よく見ると、近くには一匹分入れるような段ボールがあり、置手紙が残されている。
このようなことをする人が、この世の中まだいるのかと思い、許せない気持ちになりながらも、犬を抱き上げて、すぐに店に入れた。
犬の体は震えており、抱いただけでも分かる。
この子はかなり痩せている。
入ってすぐマスターに
「タオル持ってきてくれ」
「分かった」
犬を抱きながらも、俺はじっと自分を見つめる眼差しを受け止めていた。
マスターがタオルを持ってくると、俺は犬の体を拭き上げた。
「良かったわ。気づいて」
「体が震えていた。もう少し遅かったら、危なかったかもな」
「そうね・・・あっ、その子飼っちゃえば?」
「え?」
「だって犬探しているんでしょ? 良いじゃない」
俺はじっと犬を見つめた。
確かに犬種は違うが、この子を見ていると、なんだか「連れて行って」と言わんばかりに、とても目をキラキラ輝かせている。
俺はすぐに妻に連絡をし、承諾を得た。
目を離していると、突然マスターが
「あっ、大変」
よく見ると、犬が俺のシフォンケーキを食べていた。
甘さ控えめなケーキであるため、食べても問題はないと思っている。
だが、俺は犬の頭を撫でてから、微笑みながらもこう言った。
「美味しかったか?」
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