「失敗の結晶」
作:てぐさん ※本人公認頂いております。
昔々、ある小さな村に、名前はエミリーという女の子が住んでいました。エミリーは何でも挑戦するのが大好きでしたが、いつも失敗してしまうことが多かったんです。
ある日、村の広場に大きな掲示板が立てられました。そこには、こう書いてありました。
「誰でも参加できる大冒険!失敗しても構いません。失敗の結晶を集めて、成功を手に入れよう!」
エミリーはその言葉に興奮しました。「失敗してもいいんだ!じゃあ、挑戦してみよう!」と心を決め、冒険に出かけることにしました。
まず、エミリーは大きな岩を越えようとしました。でも、途中で足を滑らせて転んでしまいました。足元が痛くて泣きそうになりましたが、思い出しました。掲示板に書かれていた言葉、「失敗しても構いません」。
エミリーは立ち上がり、もう一度挑戦しました。今度は慎重に岩を越え、無事に向こう側にたどり着きました。そこには、小さな石が落ちていました。それは、結晶のように光る不思議な石でした。
「これは…失敗から生まれた結晶?」エミリーはその石を拾い上げました。すると、岩を越える度に、彼女の手のひらには一つずつ結晶が集まり始めました。
次に、エミリーは川を渡ろうとしました。しかし、途中でバランスを崩して、水に落ちてしまいました。でも、また思い出しました。「失敗しても構いません」。川から上がったエミリーは、再び挑戦し、今度は上手く渡ることができました。そして、また一つ結晶が増えました。
「これが、失敗の結晶なんだ!」エミリーは嬉しそうに叫びました。
旅の途中で、エミリーは何度も失敗しました。でも、その度に彼女は諦めず、何度も立ち上がり、挑戦を続けました。結晶はどんどん増えていきました。
やがて、エミリーは大きな山の頂上にたどり着きました。そこで、ふと気づきました。「もしかして、この結晶が、私の成功なんだ!」
その時、エミリーの前に一人の老人が現れました。老人はにっこりと微笑みながら言いました。「お前は素晴らしい。お前が集めた結晶は、失敗から生まれたものだ。だが、これこそが本当の成功だよ。」
エミリーはその言葉を胸に、結晶を握りしめました。結晶はただの石ではなく、彼女が乗り越えてきた失敗の証しでした。
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その後、エミリーは村に戻り、みんなに話しました。「失敗は怖くないよ。失敗したら、その先に必ず結晶が待っているんだよ。」
村の人たちはエミリーの話に感動し、みんなで失敗の結晶を集める冒険を始めました。エミリーは、失敗が成功への道しるべだと教えてくれた大冒険のヒーローになりました。
そして、彼女はこう言いました。「どれだけ失敗しても大丈夫。失敗の結晶がきっと成功を導いてくれるから。」
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この物語は、失敗が恐れるべきものではなく、むしろそれが新しい成長へとつながるということを伝えています。エミリーのように、挑戦し続けることで見えてくる「結晶」が、きっと皆さんにも待っていることでしょう。
#短編朗読劇
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