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7月22日、「松元あやとN響の名手が織りなす珠玉のアンサンブル vol.2〜音に描く風景〜」が、記録的な猛暑の中で無事に幕を閉じました。あの暑さの中、会場へ足を運んでくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
みなさんは、コンサートが終わった後、いつまでも余韻が体の中に残る体験をしたことはありますか。CDでは決して再現できない、その場所・その瞬間にしか生まれない音楽。演奏者の息遣い、楽器同士の対話、空気そのものが震える感覚。そのすべてが「一期一会」として結晶する瞬間こそが、生演奏の本当の醍醐味だと私は信じています。
今回の大きな挑戦は、第2部でお届けした50分に及ぶチャイコフスキーの「偉大なる芸術家の思い出に」でした。長すぎるのではと心配していましたが、「あっという間の50分だった」「世界観に引き込まれた」という声をたくさんいただきました。サロンホールならではの距離感が、この曲の深さを届けたのかもしれません。アンコールでの自然な手拍子、そして鳴り止まない拍手の中に、皆様と心が通じ合えた確かな手応えを感じています。
コンサートの舞台裏や当日の様子も、この中でたっぷりお話ししています。
また、随時スポンサーになっていただける企業様、個人様を募集しております。
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いよいよ今月、7月22日が近づいてきました。準備を重ねるたびに、この夏の音楽が形になっていく喜びを実感しています。
みなさんは、音楽の中に「祈り」を感じたことはありますか。
言葉にできない感情、誰かへの深い愛、静かに手を合わせるような祈り、遠い記憶への郷愁、そして明日への希望。クラシック音楽には、そういった感情を音だけで表現してきた作品が数多くあります。
今回のプログラムは、「愛・祈り・郷愁・希望」という流れを一本の糸に組み立てました。
幕開けはエルガーの「愛の挨拶」から始まり、深い安らぎへ誘う「タイスの瞑想曲」、切なくも美しい「ドヴォルザークのエレジー」「ヴォカリーズ」と続きます。そしてメインはチャイコフスキーの傑作「偉大なる芸術家の思い出に」。NHK交響楽団のヴァイオリン奏者・猶井悠樹さん、チェロの矢部優典さんとともにお届けします。
7月22日(水)、広島のWAKOゲバントホールにて開催。サロン形式ならではの近さで演奏者の息遣いを感じながら、音楽の風景をぜひ体感してください。詳しい聴きどころも、この中でたっぷりお話ししています。ぜひ最後までお聴きください。
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半年という時間が、こんなにも早く過ぎてしまうとは思っていませんでした。充電期間と呼んでいたその日々も、振り返ってみれば、次の音楽に向けて心と体を整えるための、かけがえのない時間だったように感じます。そして今、ようやく皆さんにお伝えできる嬉しいお知らせがあります。
7月22日(水)、広島のWAKOゲバントホールにて、「松元あやとN響の名手が織りなす珠玉のアンサンブル vol.2〜音に描く風景〜」と題したコンサートを開催します。今回ご一緒するのは、NHK交響楽団のヴァイオリン奏者・猶井悠樹さんと、今回初めてお迎えするチェロの矢部優典さん。日本を代表するオーケストラから二人の名手が揃い、ピアノ三重奏をお届けします。
「音に描く風景」というサブタイトルには、私がずっと大切にしてきた思いが込められています。音楽は、言葉では表せないものを表現できる唯一の言語だと私は信じています。一音一音が絵筆となり、旋律が色を重ね、やがて目の前に一枚の絵が描き上がっていく。パリの街角の空気、作曲家が心に描いた忘れられない風景。それを音で体感していただける時間にしたいと思っています。
クラシックは難しいもの、きちんと聴かなければいけないものと感じている方もいらっしゃるかもしれません。でも、夏の昼下がりに、ランチの後でふらりと立ち寄って、心地よい音楽の中でうとうとしてしまうような時間も、音楽との立派な向き合い方だと思っています。広島の中心地にある会場ですから、どうぞお気軽に足を運んでいただけたら嬉しいです。
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2026年、新しい年を迎えました。あっという間に過ぎていく時間の中で、また一つ希望を胸に、新たなスタートを切れることに感謝しながら、この配信をお届けしています。新年最初の回ということで、今回は「新しい年と音楽」についてお話ししました。
新年の音楽と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは、ウィーン学友協会の黄金のホールで行われる、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートです。華やかなホール、正装に身を包んだ人々、そしてワルツの調べ。テレビ越しであっても、その空気感は新年にふさわしい祝福に満ちています。日本から足を運ばれている方の姿を見ると、音楽が国境を越えて人をつなげていることをあらためて感じます。
ただ、ニューイヤーコンサートの魅力は、海外の特別な舞台だけにあるものではありません。日本各地でも、1月になると多くのオーケストラが趣向を凝らしたニューイヤーコンサートを開催しています。私の住む広島でも、毎年交響楽団によるニューイヤーコンサートが行われ、年の始まりを音楽とともに祝う文化が息づいています。
ニューイヤーコンサートの大きな特徴は「参加型」であることです。特にラデッキ行進曲では、指揮者が客席を向き、拍手やリズムで一緒に音楽を作り上げます。大きな拍手、小さな拍手、その一体感は、演奏を「聴く」だけではなく、会場全体で「奏でる」体験へと変わっていきます。クラシックに不慣れな方でも、拍手のタイミングを気にすることなく、自然と音楽の輪に入れるのが、このコンサートの素晴らしさです。
一緒に作り上げた音楽の記憶は、ただ聴いた演奏以上に心に残ります。その高揚感は、「また来年も行きたい」「誰かに伝えたい」という気持ちにつながり、新しい年への期待を膨らませてくれます。音楽が一方通行ではなく、人と人を結び、場の空気を引き上げていく瞬間です。
遠方の会場に足を運べば、音楽と旅を同時に楽しむこともできます。いつもとは違う土地で聴く音楽は、また新たな響きをもたらしてくれるでしょう。新しい年の始まりに、音楽とともに一歩を踏み出すことは、とても豊かで温かな選択だと思います。
私自身も、2026年は祈りと希望に満ちたコンサートを届けられるよう、企画を練る時間を大切にしていきたいと考えています。この配信を通して、今年も音楽の魅力や喜びを、皆さまと分かち合っていけたら幸いです。音楽とともに始まる一年が、皆さまにとって実り多いものになりますように。
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今回は、年内最後ということで、2025年を振り返る特別な回となりました。私にとってこの一年は、ここ数年の中でも特に目まぐるしく、そして忘れがたい時間だったと感じています。この番組が2月にスタートし、音楽と向き合う日々を言葉としてもお届けできるようになったこと自体が、まず大きな節目でした。
そして何より印象深いのは、年に一度を目安にしている大きなコンサートが、思いがけず三回も実現したことです。会場やアーティストの日程、さまざまな条件が奇跡のように重なり、気づけば一つ終わるたびに次の準備へと向かう一年でした。決して余裕があったわけではありませんが、その分、目の前のことに全力で取り組み、終わった後には大きな達成感と充実感が残りました。
コンサートは決して一人では成り立ちません。ホール、アーティスト、スタッフ、そして何より足を運んでくださるお客様との「ご縁」があって初めて形になります。今年はそのご縁が不思議なほど噛み合い、多くの方から「来てよかった」「心から楽しめた」という言葉をいただきました。その一つ一つが、次へ進むための大きな力になっています。
特に嬉しかったのは、中高生や若い世代の方々が少しずつ増え、アンケートにびっしりと感想を書いてくださる姿に出会えたことです。クラシックに初めて触れた方、何度も足を運んでくださる方、幅広い聴衆の皆さまにどう向き合うかは、今もなお試行錯誤の連続です。それでも酒蔵シリーズが第5回を迎え、ようやく自分なりの方向性が見えてきたように感じています。
今年の積み重ねが、来年へとつながる確かな手応えになっています。まだお伝えできない計画もありますが、新たな展開の兆しを胸に、また次の一年に向けて準備を進めていきたいと思います。2025年、この番組を通して、そしてコンサートの場で音楽を共有できたことに、心から感謝しています。どうぞ皆さま、良いお年をお迎えください。そして来年も、音楽とともに歩んでいけたら嬉しいです。
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今回は、私がこれまで訪れた数々のコンサートの中でも、特に深く心に刻まれているひとつの体験についてお話ししました。
フランスにある「フィルハーモニー・ド・パリ」で聴いた、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会。その夜に感じた衝撃や感動は、時間が経った今でも鮮明に思い出されます。
フィルハーモニー・ド・パリは、建築家ジャン・ヌーヴェルが手がけた、とても近代的で芸術性の高いホールです。外観の大胆さだけでなく、内装に描かれる美しい曲線のライン、そしてステージを囲むように配置された座席。伝統的なホールとはまったく異なる、「新しい音楽の場」のエネルギーがありました。
さらに私が誇らしい気持ちになったのは、音響設計が日本の“永田音響設計”によるものだったこと。ヨーロッパという音楽文化の中心地で、日本人の技術が世界最高峰の音を支えている。その事実に胸が熱くなりました。
その日は、ベルリン・フィルによるベートーヴェンの交響曲第1番と第3番。コンサートマスターは日本人の樫本大進さんで、気持ちがさらに高まりました。満席のホールに響く割れんばかりの拍手、絶妙なタイミングで湧き起こる「ブラボー」。演奏者と聴衆が一体となったような空気がホール全体を包み込み、音の波に身を委ねながら、私はまるで異次元の世界に連れて行かれるような感覚を味わいました。
音響の素晴らしさも相まって、ホールそのものが生きているかのように揺れ、響き、広がっていく。自分が音に包まれ、守られているような心地よさ。この感覚は、これまでのどのコンサートでも味わったことがなく、人生の中でも一、二を争うほどの感動でした。
そしてこの体験が、私が日本でコンサートを企画するときの大切な「引き出し」のひとつになっていることは間違いありません。現地で触れた空気、響き、そして観客の所作まで。その全てが私の中にポケットのようにしまわれて、日々の原動力になっています。
音楽は場所を超えて広がるものですが、その土地で聴くからこそ感じられる「特別な響き」も確かに存在します。もしみなさんが海外を訪れる機会があれば、現地で開かれているコンサートにぜひ足を運んでみてください。きっと忘れられない体験になると思います。
今回のフランスでの一夜は、私にとって音楽の尊さと、響きが持つ力を改めて教えてくれた特別な時間でした。これからも、こうした体験を自分の中に大切にしまいながら、皆さまへ素敵な音楽を届けていけたらと思います。
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11月3日、文化の日に開催した「パリの風をのせてVol.5 福川伸陽&松元あや 酒蔵の街デュオコンサート」。気がつけば、あの日からもう2週間が経ちました。終演後の高揚感と余韻がまだ胸に残る中、あらためてこのコンサートを振り返りながら、私の思いをお届けしたいと思います。
今回の開催日は三連休の最終日。各地でイベントが重なる中、お客様が来てくださるかとても心配でした。そんな不安をよそに、小学生からご年配の方まで、本当に幅広い世代の皆様が会場に足を運んでくださり、心から幸せを感じた一日となりました。
特に印象に残ったのは、ガラス越しに鑑賞できる“親子室”を利用されたご家族。まだ2歳と4歳のお子様を連れ、「生の音楽を五感で感じさせたい」と、呉からお越しくださいました。クラシックは「小さな子どもを連れて行きにくい」と思われがちですが、音楽は誰にでも開かれたもの。こうして「行きたい」という思いに寄り添えたことが、私にとってとても嬉しい出来事でした。
プログラムでは、福川伸陽さんのホルンに寄せられた「こんなに優しい音色だとは思わなかった」という驚きの声が多く、あらためて福川さんの表現力の豊かさを感じました。また、松元あやさんがピアノソロで演奏した徳山美奈子さん作曲「ムジカ・ナラ」へも意外なほど多くの反響をいただき、邦人作品への関心が高まったことも今回の収穫です。
そして、アンコールでお届けした「ふるさとの四季」。聴きながら幼い頃を思い出し涙された方もいらっしゃったとのことで、音楽の力の大きさに胸が熱くなりました。誰にとっても“自分だけのふるさと”がある。その思いとともに響かせる時間は、コンサートの最後にふさわしい、まさに“心への贈りもの”だったと感じています。
クラシック音楽は、知っている曲も、初めて出会う曲も、どちらも豊かな世界へ連れていってくれます。これからも、初めての方にも、長く親しんでいただいている方にも、心地よく音楽に触れていただける場をつくり続けたいと思っています。
次回は「トリオも良いかも?」という構想もあり、準備を進めています。皆さまにお会いできる日を心より楽しみにしています。
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11月1日、そして3日。長い時間をかけて準備してきた催しとコンサートが、無事に終わりました。今回は、まず11月1日に開催された「庭園の雅響〜音と酒と食の饗宴〜」について、振り返ります。
会場となったのは、賀茂泉酒造の前垣邸。これまで外部主催の行事は行われたことのない特別な場所で、会長ご夫妻のご理解をいただき、初めて開催が実現しました。
風の音、木々の揺れ、灯りの柔らかさ。まるで自然そのものが音楽と対話しているような時間でした。演奏はホールとは異なり、お客様との距離がとても近く、ホルン奏者の息遣いや、ピアノとの呼吸の合間さえも感じていただけたと思います。
私は主催者として全体を見ながらも、この日は久しぶりに譜めくりを担当。娘のピアノの横で、緊張しながらも音の流れを見守る時間は、親子として、音楽家として、忘れられない瞬間になりました。
そして音楽に寄り添ったのは、美しいテーブルコーディネートとお料理。フードコーディネーターの菅生美希先生が、日本酒に合う特別なお食事を用意してくださり、賀茂泉の前垣会長夫人手作りの美酒鍋も並びました。肌寒い秋の夜に、温かい鍋とお酒で体も心もほぐれて、皆さんの笑顔と弾む会話が、まるで音楽の続きを奏でているようでした。
雨が上がり、静かに夜が訪れるころ、ライトアップされた庭園とともに響くホルンとピアノの音色。五感で味わう「音と酒と食の饗宴」は、まさに“雅響”という言葉にふさわしいひと時でした。
この催しを通して感じたのは、「準備に込める心」がすべてに通じるということ。
幻想的な夜の写真は、Facebookにも掲載しています。
ぜひ、音の余韻を感じながらご覧ください。
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いよいよ、11月3日・文化の日に開催される《パリの風をのせてVol.5》。
今回は、ホルンとピアノによるデュオコンサートの楽しみ方を、直前特集としてお届けします。
ホルンは金管楽器の中でも特に繊細で、吹く人の息づかいや唇の振動で音が生まれます。
そして、もうひとつの主役であるピアノ。
静かな場面では、ホルンの温かな息づかいとピアノの繊細なタッチが溶け合い、劇的な場面では二つの音が力強く重なって心を揺さぶります。
音の変化、テンポの揺れ、そして“息”の瞬間。そのすべてが生のコンサートの醍醐味です。
文化の日、芸術の秋。ホルンとピアノの響きに包まれるひとときを、どうぞご一緒に。
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いよいよ11月3日に開催されるコンサート《パリの風をのせてVol.5》が近づいてまいりました。今回は、ホルン奏者の福川伸陽さん、そしてフランス在住ピアニスト・松元あやさんによる「酒蔵の街デュオコンサート」。今回は、その魅力を少しだけ先取りしてお届けします。
演奏予定の曲の中から、フランスの作曲家サン=サーンスの《ロマンス》、そしてシャブリエの《ラルゲット》という2曲をご紹介します。ホルンとピアノが語り合うように響く《ロマンス》は、まさに“心で聴く音楽”。やさしく包み込むホルンの旋律に、ピアノが寄り添い、支え合い、呼吸を合わせながら一つの世界を描いていきます。中盤の切なさや、語りかけるような静けさは、まるで詩のよう。音楽家同士の見えない呼吸のやり取りにもぜひご注目ください。
そしてもう一曲は《ラルゲット》。ユーモアと繊細な色彩感を持つフランスらしい作品で、温かみのある響きの中に“パリの風”を感じていただける一曲です。
また、当日はラフマニノフのピアノソロや、ホルン版《チェロソナタ》なども予定されています。クラシックファンの方はもちろん、忙しい毎日の中で「少し心を休めたい」と感じる方にもぴったりのプログラムです。
ホルンとピアノが織りなす豊かな響き、そして会場に広がる温かな空気を、ぜひ生の音で体験していただけたら嬉しいです。
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