楽しい文化史(くげ日本史ポッドキャスト)

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By くげてつやHistory
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楽しい文化史(くげ日本史ポッドキャスト) episodes

  • s02-番外編②文化区分と名称について雑感
    楽しい日本文化史
    番外編②
    法隆寺は再建なのに飛鳥文化?
    栄華物語や徒然草の成立は?
    考えてみれば東大寺再建は平安時代
    元号のつく文化区分
    桃山文化と桃山時代
    大事なのは文化の特徴
    特徴が変わることが歴史の流れ
    #日本史
    #文化史
    11 min
  • 17-室町文化②仏教界の盛衰
    楽しい文化史第17回、室町文化②です
    主な話題
    ・五山と室町幕府の盛衰
    ・林下の一休宗純と蓮如
    ・日親と京都の法華宗
    ・山科本願寺と比叡山と法華一揆
    ・旧勢力の衰退と新勢力
    (タイトル画像は相国寺)
    #室町文化
    11 min
  • 16-鎌倉文化④と室町文化①(南北朝)
    主な話題
    ・金沢文庫と徒然草
    ・南北朝という時代
    ・史論書と正統性と有職故実
    ・夢窓疎石と足利政権
    ・連歌という集団芸能
    (タイトル画像は天龍寺)
    #日本史
    #鎌倉文化
    #南北朝文化
    11 min
  • 15-鎌倉文化③大仏と仏教と蒙古襲来
    主な話題
    ・鎌倉大仏のこと
    ・幕府の禅宗と主流の顕密仏教(旧仏教)
     特に朝廷との関係
    ・旧仏教の改革=戒律重視の方向
    ・蒙古襲来という時代
    ・日蓮と無学祖元と忍性と、一遍
    ・神風と反本地垂迹説
    タイトル写真は鎌倉大仏
    赤丸のところに金箔(メッキではない)が残る
    #鎌倉文化
    #日本史
    #鎌倉大仏
    11 min
  • 14-鎌倉文化②承久の乱まで
    楽しい文化史第14回、鎌倉文化その②です
    主な話題
    ・法然と重衡
    ・鴨長明の方丈記
    ・栄西と実朝と定家
    ・後鳥羽と慈円「愚管抄」
    ※タイトル画は実朝暗殺の現場、鶴岡八幡宮です
    #日本史
    #鎌倉文化
    #源実朝
    11 min
  • 13-鎌倉文化①南都の再建
    主な話題
    ・平家の南都焼き打ちからの復興
    ・重源と勧進活動
    ・西行と頼朝
    ・歌舞伎の勧進帳
    ・南大門の大仏様
    ・奈良仏師たち、
    ・後白河による大仏開眼
    タイトル画像は「南大門に天井はない」
    #日本史
    #鎌倉文化
    #東大寺
    11 min
  • 12-院政期文化②建築と今様
    院政期は武士を介して文化が地域的に広がります。
    建築という形で現在に残っているものがあります
    平家の氏神的な扱いだった厳島神社とか
    奥州藤原氏関連、なかでも中尊寺金色堂でしょう
    厳島神社は40年ほど前に行った時、
    写真を取るのに夢中で、海に落ちたのが良い(笑)思い出です
    あと、ここに展示されている平家納経は複製品でした
    中尊寺の金色堂については、まず大きさに注目です
    高さ8mで平面は5.5m四方と、かなり小さいです
    現在は保護のため鉄筋コンクリートの覆堂の中で
    ガラス張りの中に保存されています。
    ただ、鎌倉時代にはすでに木造の覆堂があったようです
    (今回のサムネは2024年に東京国立博物館の特別展で
    展示された模型です)
    この中央の須弥壇に奥州藤原氏四代のミイラが納められています
    四代目の泰衡は首だけです。頼朝軍に敗れて敗走し、
    家臣に裏切られて送られてきた首だけが、さらし首の後、
    秀衡の棺の横に納めたものです。釘の跡がある
    もう一つ、大分県にある富貴寺大堂
    地名は「蕗」ですので、「ふうき」ではなく「ふき」と読む
    中尊寺金色堂と平等院鳳凰堂とあわせて日本三阿弥陀堂と言うそうです
    九州最古の建造物です
    奈良に古くからのお寺が残りすぎてるんです
    京都でも古代から残っているものは実は少ない
    さて、最後に今様のお話
    今様とは、その名の通り「最近はやりの」という意味で
    平安後期以降に流行した歌です
    もちろん録音もないし楽譜もないので
    どんなメロディなのかは分かりません
    ただ、歌集の『梁塵秘抄』が残っているので、
    七五七五という七五調だったことは分かっています。
    この七五調は、以後長く日本の歌のリズムの主力でした
    歌いやすく覚えやすいので、
    童謡に好んで使われましたし、歌謡曲にもありました
    「うさぎとかめ」「うれしいひなまつり」「どんぐりころころ」など
    たくさんあります
    そのメロディで今様を歌えます
    ♪極楽浄土のめでたさは、ひとつもあだなることぞなき
    最近の曲にはほとんど見られませんが、
    21世紀最大のヒット曲、
    SMAPの「世界に一つだけの花」は七五調です
    ためしに歌ってみてください
    なお、『梁塵秘抄』の編者は後白河です
    彼は皇位につけないと思っていたので、不良皇子でした。
    特に今様にドはまりし、宮中から抜け出して歌いに行ったり、
    歌いすぎて3度も喉を潰したそうです
    次回からは鎌倉文化です
    #院政期文化
    #日本史
    10 min
  • 11-院政期文化①古代と中世の文化の移行期
    まず院政期から中世です
    平安時代ですが中世です
    源氏や平家など武士が台頭していますので
    ですが移行期なので、
    次の鎌倉室町の文化の先駆というか
    古代文化との中間点みたいな面があります
    まず絵巻物
    絵巻物は大和絵で書かれています
    大和絵は国風文化以降で、唐絵に対して日本の風景や人物を描く
    それが巻物の形で現存している
    4大絵巻が特に有名です
    源氏絵巻、伴大納言、信貴山縁起、鳥獣人物戯画
    人物も描かれているので最近は鳥獣人物戯画と言います
    源氏物語絵巻は、いまは1枚ずつ切り分けられていますけど
    実は絵巻者の量的全盛期は鎌倉時代ですが、
    この時期から花開きます
    さすがに絵の話をラジオ、ポッドキャストでは難しいです
    京都に「府立陶板名画の庭」という屋外美術館があります
    最後の審判とか、モネの睡蓮とかの名画を
    陶器の板に転写して展示するというユニークな美術館です
    その中に、鳥獣人物戯画が全巻分あって、堪能できます、触れます
    オススメです。きょうのサムネはその写真です
    次に説話文学
    説話とは、要するに伝説など不思議な話などなどです
    平安初期の『日本霊異記』が最古とされています。
    これも鎌倉時代に多数作られますが、
    院政期の『今昔物語集』が大作で本格的です
    『日本霊異記』は仏法を民衆に説くためのネタが中心でしたが、
    今昔は広いジャンル、中国やインドが舞台のものも集めています
    次に軍記物
    こちらも軍記物の全盛は鎌倉時代、特に『平家物語』ですが、
    院政期に『陸奥話記』という、前九年合戦を描いたものが生まれています
    平将門を描いた『将門記』は平安中期成立と思われますが、漢文です。
    最後に歴史物語
    フィクションではない歴史を、
    竹取や源氏のような、かな物語で書こうという企画です
    『大鏡』が有名ですよね、古典でも習う、超高齢者ふたりの思い出話
    これが鎌倉室町とシリーズ化して、今鏡、水鏡、
    4つめの増鏡は南北朝で、ほぼ同時代の話になります
    略して「大今水増」
    もうひとつ、『栄華物語』もあります。
    これは国風文化に入れる考え方もあります
    実は40巻のうち30巻と、あとの10巻は作者が別です
    実は前半30巻のうち27巻くらいは道長のストーリーです
    ここで区切れば時期的に国風文化に入ります
    全体としては宇多天皇から堀河天皇までなんで、
    完成は院政期の初期ということです
    なお、なぜ宇多からというと、
    六国史が光孝天皇で終わっているから、その続編の意識なんでしょう
    建築、仏教関係と芸能は次回に。
    #日本史
    #院政期文化
    11 min
  • s01-番外編①救世観音さまに会ってきました
    ⭐︎今日はは予定の配信日ではありませんが、番外編です
    4月になり無職になった私は、
    平日にあちこちに行っております
    銀行とか(空いている)お医者さんというのもありますが、
    あちこちで春の特別公開、秘仏などの、が行われています
    ひとつは観心寺の如意輪観音、人生初、30分じっくり見せていただきました
    平日なのにかなりな混雑でした
    もう一つ、夢殿救世観音、もう何十年ぶりかでお参りしてきました
    こちらは期間が長く、5月18日まで開催されています。
    ぜひ行ってください
    夢殿の扉の格子の外からですが、
    金箔がしっかり残ったお姿がはっきり見えます
    夢殿のみの拝観なら大人400円です
    法隆寺全体なら2000円です
    中宮寺は別になっていました。
    西院伽藍に行かれたらあちこち堪能してもらいたいのですが、
    まず柱や壁にさわってきてください
    槍鉋で仕上げられたなめらかな手触り
    触ってほしいと言えば、金堂の扉
    釈迦三尊像など仏像を見るために、入口からぐるっと半周するんだけど、
    出口の扉に注目です
    扉の窓の部分、連子窓に触れてみてください
    連子窓は、枠の中に縦に四角く削った棒をずらりとはめこみます
    回廊には連子窓がたくさん並んでいます
    その棒の部分も、古いものほど槍鉋で作った感があって、
    なめらかで、でも単純に真っ直ぐじゃないので分かります
    で、金堂の出口の扉の連子窓の縦棒は、
    はめこみではなく、枠と一体になっています
    いちばん豪華で立派な、初期の作り方です
    例の火事で燃えてしまったのではないことが確実です
    回廊ついでに、回廊の上、天井にあたるところも見てください
    回廊は、飛鳥建築と平安建築がまざっています
    いま講堂、中門の反対側の建物は回廊の内側にありますが、
    もともとは回廊の外、北側にありました。
    回廊を改造して凸型で講堂をつないで一体化しました
    その新しく作ったところ、といっても平安時代ですが、
    それと飛鳥時代からの回廊との見分け方です
    天井で回廊の左右をささえている横向きの梁
    これが飛鳥時代のものは、美しい曲線、アーチを描いています
    平安のものは直線になっています
    あと、法隆寺より西側で少し離れていますが、
    藤ノ木古墳と斑鳩文化財センター
    こちらは無料です
    文化財センターには、復元した朱塗りの石棺と、
    原寸で体感できる石室風の通路、
    石棺や副葬品が、複製品ですが展示されています
    複製なので自由に写真を取れます。楽しいです
    最後に、参道を戻っていくと、
    道の東側、お土産屋さんの左奥にバスの駐車場があり、
    そこに小さな古墳があります
    これ、永らくただの植え込みだと思われていたのですが、
    発掘してみたら古墳だったという
    わりと「発掘直後」っぽい状況でした
    まあまあ立派な横穴式石室だったのですが、
    いくつか大きな石がなくなっていて、
    一方で法隆寺の時代の瓦が見つかっています
    法隆寺を作る時に壊した、石を再利用したのではないかと
    考えられているそうです
    法隆寺はお話し始めるとキリがないです
    救世観音が見られるこの時期、5/18までに訪れてみてください
    なお、救世観音は秋にも公開があります
    (4/23に録音しています)
    #日本史 #法隆寺
    15 min
  • 010-国風文化②清少納言&寄木造
    楽しい文化史第10回、国風文化その②です
    前回の宿題だった藤原行成と清少納言のエピソードですが、
    百人一首に取られている彼女の歌
    夜をこめて鳥のそら音にはかるとも よに逢坂の関はゆるさじ
    これに関するものです。
    まずこの歌がそもそも清少納言から行成への歌です
    これは中国の戦国時代の政治家、孟嘗君の話をふまえています
    人材集めで有名だった彼のもとには変な特技の者もおり、
    ニワトリの鳴きマネが上手い者も採用した
    ある時、孟嘗君が敵国秦に招かれ、一転して殺されそうになった
    部下を連れて夜中に脱走したが、
    有名な函谷関という関所が朝まで開かない
    そこで、さっきの「ニワトリの鳴きマネが役にたったと
    さっきの歌の「鳥のそらね」とはこの話を使っていて、
    ダマしても「逢坂の関」は許さないよ、会わないよ、という歌です
    (真剣な恋愛ではなく、そういう設定でのゲーム的なものです
     詳細は『枕草子』139段あたりでご確認してね)
    清少納言と行成の会話ですが、
    貴族社会において漢文の教養が大事だったことが分かります
    紫式部は「日本紀の局」と呼ばれていましたが、いやがっています。
    かの土佐日記の冒頭にあるように、
    男日記は漢文、女日記はかな、という「常識」があったようです
    おまけ。この時の往復で、清少納言の手元には3通の行成の手紙があり、
    2通は中宮が、1通は中宮の弟の僧が平身低頭でもらって歓喜していたそう
    さすが三蹟というお話
    さて美術の話ですが、この時代を代表するのは
    宇治平等院鳳凰堂、10円玉の表(裏ではない)
    (発行年が描かれている方が裏)
    藤原頼通の宇治の別荘を寺に改造したのです
    1年で工事を終えてます。1052年の末法初年に間に合わせたかったのかな、と
    本尊はもちろん阿弥陀如来です。仏師定朝の作。
    寄木造という方法です。複数の部材を別々に作って合体する
    それ以前も手などを付け足すのはありましたが、
    この時期、寄木造は中央で左右に分けるところまでやってます
    大量生産と分業に向いているから、と言われます
    定朝が完成したとされています
    極楽往生は個人個人のニーズだし、浄土教は大流行ですから。
    定朝様式と言われ、大流行します
    阿弥陀如来の形、ポーズはもちろん手や衣紋などの位置関係もそっくりです
    どうも定型化されていたようです
    次回は院政期文化です
    #日本史
    #国風文化
    10 min

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暗記の多い日本史の中で特に暗記要素の多い文化史ですが、繋がりやエピソードを知ることで、私の大好きな文化史を楽しく学べるようなお話をしていきます。大人から子どもまで、もちろん受験生も、気軽に聴いてもらいたいです