1月最後の日曜日に、この礼拝を共に迎えられることに感謝します。今日のテーマは、バプテスマのヨハネの生涯と最期を通して、私たちが与えられた使命にどのように取り組むかについて考えることです。
バプテスマのヨハネの最期
バプテスマのヨハネは、イエス・キリストの到来を告げ、人々に悔い改めを呼びかける使命を託されていました。しかし、その使命を果たす中で、ヨハネはヘロデ王の非道を指摘し、その結果、牢獄に閉じ込められることになりました。
ヨハネの最期は、ヘロデ王の娘が宴会の場で踊りを披露し、その報酬として母親の指示でヨハネの首を求めたことで、処刑されてしまうという悲劇的なものでした。一見、理不尽で意味のない最期に思えるかもしれませんが、この出来事には深い意味があります。
バプテスマのヨハネが成し遂げたこと
ヨハネの生涯は、イエス・キリストの到来を指し示すためのものでした。彼は「私の後に来る方は、私よりも偉大である」と語り続け、人々を救い主に向かわせるために、自らの命を捧げました。
たとえ彼が命を奪われたとしても、彼の言葉や行動はヘロデ王の心に影響を与えました。ヘロデはヨハネを殺害した後も、イエスに対して興味を抱き、「イエスに会いたい」と願いました。ヨハネの使命は、人々の心に救い主への関心を植え付けることに成功したのです。
私たちが使命に取り組むこと
私たちの人生においても、使命は神から託されています。それは、私たち自身の成功や実績を築くことではなく、他者に良い影響を与えることです。ヨハネが「自分は衰え、イエスが盛んにならなければならない」と語ったように、私たちも自分自身を主張するのではなく、他者を支え、周囲の人々を祝福する生き方を選んでいきましょう。
さらに、私たちが直接関わる人だけでなく、その人を通して影響を受ける次の世代や他者にも目を向けることが大切です。例えば、親が子供を育てる時、その子供が友人や将来の家族に与える影響を考えるように、私たちの行動がさらに広い範囲に及ぶことを意識していきましょう。
まとめ
バプテスマのヨハネの生涯は、私たちが使命に取り組むための模範です。自分自身の利益や成功だけでなく、他者の人生にどのような影響を与えるかを考えながら生きることで、私たちの使命は実現されます。
さあ、この1週間、神が私たちに与えられた使命を見つめ直し、日々の中でそれに取り組んでいきましょう。