旅する民俗学 Zip Code Journey

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旅する民俗学 Zip Code Journey episodes

  • 43. 狐の声が"証拠"だった時代 江戸の裁きと今の量刑

    江戸時代から昭和初期(おもに農村部)、人々は本気で狐が人に憑依すると信じていた。当時の行政や司法でさえも狐霊は実在するものとして扱われた。
    本エピソードでは、「狐憑き」が直接裁きを動かした3つの実録を紹介。
    ①村八分と介護苦から母を殺した男

    ②祈祷師を父の仇として襲撃した兄弟

    ③二匹の狐に憑依された妻と狐を追い込む奉行


    当時の「狐憑き事件」を現代の価値観で見れば、それは迷信か?妄言か?これらが令和の日本で起きていたら、裁判所はどう判断するのか?AI裁判長が現代の刑法に照らしてリアルにシミュレーション。


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    34 min
  • 42. 地形がすべてを決めました。祟りも恋も分かれ目も。*奈良県吉野郡十津川村*【後編】

    大蛇と暮らす村、焼畑の風習、祟りを怖れて山を避ける日。

    奈良・十津川村の山奥には、信仰と祈りが暮らしの“道しるべ”として根づいてきた。
    焼畑と伝説が重なる話、夜這いが“村の制度”だった話、呪術と医療の間で猿や熊を食べた話、明治の大水害で村が消え、そして再生した話。

    「風土と人の分かれ目」をめぐる十津川後編エピソード。

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    【キーワード】ヒナミヤ様/ナガモノ信仰/桂又妙権太夫とコサメ小次郎/一本だたら/狐憑き/夜這い/民間療法/断髪と近代/十津川大水害/新十津川町

    36 min
  • 41. 地形がいろいろ決めました。道も橋も税も。*奈良県吉野郡十津川村* 【前編】

    日本最大の村・十津川。
    神武天皇の東征と八咫烏伝説、秀吉の太閤検地、幕末。年間 3,000mm の雨、標高差 700m、温度差、道なき道を往く熊野古道。山と共に生きる民の知恵と歴史。

    神社に呼ばれなければ辿り着けない?
    年貢がゼロだった?
    凶方位を無効化する“神”が信仰されていた?

    この地ではすべてが“地形”が支配している。秘境の歴史とフォークロアが交錯する、十津川村の“前編”をお届け。

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    24 min
  • 40. 薬としての人間 -生き胆迷信

    かつて日本には、「生きた人の肝を飲めば病が治る」と信じられていた迷信があった。
    それが「生き胆(いきぎも)」。命を救うために、別の命を奪うという民間療法。

    本エピソードでは、中世から近代にかけて日本各地に伝わった「生き胆信仰」の背景を掘り下げながら、実際に起きた猟奇事件を紹介。

    また、「肝臓を本当に飲んだらどうなるのか?」シミュレーションや、現代医療との接点も考察。

    一見グロテスクな信仰から、人間の弱さと祈りのかたちに迫る。


    note記事:「生き胆」命を奪って命を癒す

    19 min
  • 39. 「田の神を殺すとき」命をいただくこと

    かつて田んぼは、ただの農地ではなかった。そこは“神を迎える聖域”。人々は稲に神が宿ると信じ、田植えの儀式には若き女性を選び、穢れを避け、神に捧げる舞のように苗を植えていた。

    本エピソードでは、いにしえの稲作に民俗学と神話から迫る。・神と共にあった田植えの風景
    ・神殺し神話
    ・生贄として女を殺す土俗伝承


    note記事



    22 min
  • 38. 怪異が見える風景 クビナシウマ *徳島県美馬市*

    徳島県の至る所に伝わる怪異「クビナシウマ(首切れ馬)」。
    それは、首のない馬が夜道を走るという奇怪な伝承である。
    だが、この怪異はただの幻ではない。地域の記憶、語り、格差、土地の風景——それらが重なった場所に“怪異が見える風景”が立ち現れる。

    本エピソードでは、民俗学者・佐々木高弘の『怪異の風景学』を手がかりに、「第一〜第三の風景」という怪異成立の三段階モデルをもとに、クビナシウマがどのように地域社会で語られ、記憶され、走り続けているのかを紐解いていく。怪異とは?
    一頭の馬が、静かに問いかけてくる。

    『怪異の風景学』

    note記事:https://note.com/azuki58/n/nb1f66fb153b5

    24 min
  • 36. 昔は女性の儀式だった? 端午の節句・異界との境界

    5月5日は「こどもの日」。鯉のぼり、柏餅、五月人形。だが、実はこの日はもともと女性の禊ための儀式だった。

    「端午の節句」の歴史をたどりながら、ショウブとヨモギの意味、そこに秘められた奇妙は昔話を紹介。

    異類婚譚、女性の潔斎儀礼、五節供の変遷、そして「武家社会による行事の再構築」──
    普段何気なく過ごしている祝日には、日本の民俗・信仰・性と祓いの記憶が深く刻まれている。

    ふだんの生活がちょっと違って見える、そんな一歩深い民俗学の旅へ。


    note記事:https://note.com/azuki58/n/n878d458d2a27


    端午の節句/こどもの日/民俗学/異類婚/昔話/行事/ショウブ/ヨモギ/魔除け/山姥/節供



    17 min
  • 35. オシラサマ -依り代と心のしくみ―

    北東北の家々では「オシラサマ」が祀られていた。木で彫られた人形に布をかぶせ、奥座敷にそっと置かれた存在。人々はそれをいつくしみ、恐れ、祈りを捧げてきた。

    オシラサマは、“娘と馬”の伝説を起源とする。魂が宿ったとされる人形は、ただの信仰対象ではない。そこには、依り代(よりしろ)としての力があり、目に見えぬものを、この世にとどめる“かたち”としての意味がある。

    このエピソードでは、「オシラサマ」という存在をひもときながら、人が暮らしの中に祀り続けてきた正体を探る。


    note記事:https://note.com/azuki58/n/n1947c66b0642


    • 民俗学/おしらさま/異類婚姻譚/日本の神様/民間信仰/伝承/遠野

    11 min
  • 34. 鬼とは何か?心に棲む異界の住人たち

    👹 今回のテーマは「鬼」。
    桃太郎や節分でおなじみの“あの存在”は、単なる怪物じゃなかった?仏教や陰陽道、昔話、そして現代人の“こころ”まで。

    note記事:https://note.com/azuki58/n/ne1e96e51f608


    鬼とは何か?/日本文化と鬼/昔話に登場する鬼の意味/鬼門と陰陽道/仏教と五色の鬼/鬼と感情/五蓋/鬼子母神と改心する鬼/日本の異界観/西洋のデーモンとの違い/鬼と向き合う方法/マインドフルネスと心の鬼/民俗学

    12 min

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地域の歴史、伝承、風習、そして社会に刻まれた記憶をひもといていくPodcast。