2026年9月24日の米国株式市場を振り返ります。
この日の主要3指数は、S&P500が-0.02%、ナスダック総合が+0.01%、ダウ平均が-0.31%と、ほぼ横ばいで終了しました。
長期金利が2007年以来の高水準で推移し、原油高も株式市場の重荷となりました。一方、米国とイランがホルムズ海峡の再開を巡って協議しているとの報道を受け、序盤の下落幅を縮小しています。
今回のPodcastでは、指数の動きだけでなく、個別材料によって大きく動いた銘柄を中心に詳しく解説します。
主な上昇銘柄は、
・グレイル(GRAL)+15.38%
FDA専門家パネルが複数がん早期発見血液検査の承認を支持。
・エバーピュア(P)+11.11%
AI需要とハイパースケーラー向け事業拡大への期待。
・ネビウス・グループ(NBIS)+7.44%
バンク・オブ・アメリカが売上高予想を引き上げ。AI計算資源の価格決定力が注目されています。
・チャールズ・リバー・ラボラトリーズ(CRL)+6.17%
2030年までの新たな長期成長目標を発表。
・ロケット・ラボ(RKLB)+4.69%
衛星製造、通信、打ち上げを一体化する垂直統合戦略への期待。
・メタ・プラットフォームズ(META)+4.50%
新型スマートグラスやAIエージェント「ミューズ」と連携する端末への期待。
・コアウィーブ(CRWV)+3.72%
JPモルガンが「オーバーウェイト」へ格上げ。AIクラウド料金の上昇も評価されています。
一方、下落銘柄では、
・オラクル(ORCL)-3.49%
AIデータセンター「プロジェクト・ジュピター」を巡る建設遅延リスク。
・アーム・ホールディングス(ARM)-7.88%
CFOによる事前計画に基づく株式売却と、高いバリュエーションへの警戒。
・TDシネックス(SNX)-9.88%
好決算にもかかわらず利益確定売りが優勢。
・MGMリゾーツ・インターナショナル(MGM)-11.01%
買収提案の撤回で買収プレミアムへの期待が後退。
・ジェン・デジタル(GEN)-12.05%
ゴーダディ買収を巡る資金負担や統合リスクが警戒されました。
今回の市場で特に注目したいのは、AI関連株の中でも明暗が分かれていることです。
ネビウス・グループやコアウィーブでは、AI計算資源への強い需要と「価格決定力」が評価されています。その一方、オラクルやブルーム・エナジーでは、大規模AIデータセンターを予定通り建設できるのかという実行面のリスクが意識されました。
また、M&A関連では、買収対象となったゴーダディが上昇する一方、買い手となるジェン・デジタルは急落。MGMリゾーツでは買収期待そのものが消えたことで大幅安となりました。
主要指数がほとんど動かない日でも、個別銘柄では10%を超える値動きが発生しています。
長期金利が高止まりする現在の市場では、「AI関連」という大きなくくりだけではなく、企業ごとの業績、価格決定力、設備投資の実行力、M&Aなどの個別材料を確認する重要性が一段と高まっています。
元記事はこちら
https://beikoku-stock.com/2026/09/25/2026-9-24-us-market-big-movers/
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