20世紀を代表する建築家として知られるル・コルビュジエの美術作品に焦点をあてる展覧会「もうひとりのル・コルビュジエ~絵画をめぐって」が、大倉集古館で6月25日から8月12日にかけて開催される。まもなく没後60年を迎えるル・コルビュジエは、20世紀を代表する重要な建築家として高く評価されているが、同時に数多くの美術作品を残した画家でもあった。本展では、世界有数の点数を有する大成建設のル・コルビュジエ・コレクションの中から、約130点の作品を展示し、美術作家としての業績を紹介するもの。彼の油彩や素描、版画、パピエ・コレ(コラージュ)がまとまって公開されるのはおよそ30年ぶりとなる。