スクリプト Script
こんにちは。日本語教師のななです。
これは日本語を勉強している人のためのポッドキャストです。今日のポッドキャストのテーマは 日本でびっくりしたこと
そして日本語のレベルはN4です
前のポッドキャストで、「鬼滅の刃(きめつのやいば)」がおもしろいという話、そして「鬼滅の刃の魅力 いいところ」を3つ話しました。まだ聞いていない人は、1つ前のポッドキャストをきいてみてください
私は今、日本にいます。だから、日本の映画館で「鬼滅の刃 無限城編(むげんじょうへん)」を見ました。映画は本当にすばらしかったです。世界中で公開しているので、これから見る人も多いと思います。だからストーリーはここで話しません。でも、本当に感動しました。3回、泣きそうになりました。2回はがまんしたけど、さいごの3回目はがまんできなくて泣きました。
そして今回、日本の映画館にひさしぶりに行きました。そこで「えっ!」とおどろいたことが3つありました。今日はそれを紹介します。
びっくりしたこと ひとつめ:だれもスマホを見ない
私が行ったのは休日でした。映画館は満席でした。私は前にインターネットでチケットを買っていたので、見ることができました。一番後ろの席に座ったので、前の人たちがよく見えました。
映画は2時間半くらいでした。長い時間でしたが、だれもスマホを見ませんでした。明るいスマホの光が1回も見えませんでした。すごいですよね。
映画が始まる前にアナウンスがあります。「スマホの電源を切ってください」「光らせないでください」というルールです。日本では、みんながそのルールを守っていました。
わたしはふつう韓国に住んでいますが、韓国の映画館では、スマホを見る人がけっこういます。だから、日本の映画館はとても集中できて、びっくりしました。
びっくりしたことふたつめ:だれもしゃべらない
「鬼滅の刃」は子どもにも人気です。私が見たときも、大人が80%、子どもが20%くらいいました。でも、映画が始まってから終わるまで、だれもしゃべりませんでした。とても静かでした。
韓国の映画館では、話す人もいます。また、フィリピンやイギリスやカナダの映画館では、おもしろいシーンがあると、みんな声を出して笑います。でも日本の映画館はちがいます。ほとんどの人が、声を出して笑いません。静かに見ます。だから私は少しびっくりしました。
びっくりしたこと みっつめ:エンドロールをさいごまで見る
映画が終わると、歌が流れて、俳優や声優、スタッフの名前が出ます。これをエンドロールといいます。
今回の「鬼滅の刃」では、99%の人がさいごまで座っていました。だれも帰りませんでした。
韓国では、エンドロールが始まったら、すぐに帰る人が多いです。だから、日本の映画館でみんながさいごまで見ているのを見て、私は感動しました。「そうだよね、エンドロールまでが映画だよね」と思いました。
日本の映画館は、他の国の映画館とちがうところが多いです。みなさんの国はどうですか?日本と同じですか?それともちがいますか?ぜひ教えてください。