旧暦年明け最初のこのコーナーでは、台湾と日本の結びつきを象徴する話題をご紹介いたしましょう。台湾といいますと、トロピカルフルーツを中心にフルーツ王国としておなじみですよね。そして、多くの果物が海外にも輸出されています。かつて、台湾産の果物の最大の輸出先といえば、中国大陸であり、最盛期には輸出全体の8割を占める大きな市場でした。

しかし、2021年3月ごろから、中国大陸は、台湾産のパイナップル、「釈迦頭」とも呼ばれる「バンレイシ」、そしてレンブこと「ワックスアップル」、そして柑橘類などの果物を次々に輸入禁止としました。こうした中、行政院農業委員会は、積極的に海外の販路を開拓、日本の皆さんの台湾支援ムードもあり、日本市場は急成長、昨年、中国大陸史上は1.6％まで落ち込んだ一方、日本市場は全体の46.2％と海外で最大の市場となったんです。

そして、日本への輸出が増えているのは、果物だけではありません。本日は、日本市場を重視する農業委員会の取り組みをご紹介しましょう。